僕達は真夜中のハジャイの町を駆け抜ける。
何故かワクワクが止まらない。
気がつくと町は灯りを落とし、真っ暗な闇の世界が広がるばかり。
もし一か所だけ煌々と眩い灯りが灯っているとしたらそこは間違いなくMP(マッサージ・パーラ)と呼ばれる風俗店の類だ。
ハジャイはやっぱり異常な町だった。
夜になると店は早々にシャッターを下ろすから昼間と違い閑散とした殺風景な風景だ。
野良犬が食い散らかしたゴミ箱にネズミやゴキブリが群がる光景。
町全体が汚染されちまったような感じ。
生温かい風に乗って聞こえる犬の遠吠え。
もし端っこでゴソッと物音でもすりゃ間違いなくビビっちまうような闇に包まれた町。
僕達が面白半分で徘徊している場所ってのはそうゆうトコだ。
でもどうしても宿に引きこもるなんて我慢できなかった。
僕はいつも自ら危険な目に逢おうとしていたのだと思う。
修羅場をくぐりぬける事こそが自分が成長出来る手段だと考えていたのだろう。
でも本当はそんなんじゃねぇ。
そんな事、日本で散々経験してきたじゃねぇか。
だから、毎日どうもシックリと来ねぇなってのは自覚してたけどでもどうすりゃ正解なのか分かんなかった。
変われない自分にイラついた。
その気持ちは結局、最後の最後まで変わる事はなかった・・・・・。
しかし僕は毎日、全力で生きていた。
よく考え、見極め、決断している。
一人旅と観光とはちょっと違う。
その点だけが救いだったのかもしれない。
途中、立ちんぼ(町の決まったエリアをテリトリーにした売春婦)を発見。
一人500B(2000円くらい)でヤラしてくれるらしい。
僕達はようやくレディボーイが現れるらしい場所に到着した。
なんかドキドキしますね・・。
息を切らしたシンちゃんがボソっとつぶやく。
しばらく待っていると5人くらいの人影が遠くから近ずいてくるのが分った。
マジ!?
ホンマに来やがった。
だんだん距離が近くなるにつれ彼ら(笑)の全貌が明らかになった。
改造途中のヤツもいりゃどこから見ても女みたいなヤツもいやがる。
野太い声でハーイって言ってきやがる。
なんかわかんねぇけどゾクゾクする。。
僕達はとりあえず相手のパイオツを揉ましてくれ!!って交渉する。
や・柔らかい・・・・・(笑)
そしてあの部分はどうなってやがるんだ!?
僕はその部分をまさぐる。
あれ?
ない!?
何にもない・・・・。
変な感じに困惑しているとシンちゃんが建物の奥に引きずり込まれかけている。
かなりヤバそう。
シンちゃんは、ちょっ・・ヤバいですって!!コイツら半端なく怪力ですって!!ほんとにヤバいですよ!!って
かなり真剣。
面白そうやし観察してやろう(笑)
そんな事考えてたら僕も腕をつかまれて奥の暗い場所へ引きずり込もうとしてきやがった。
うおっ!結構力強いやんけ!!
アッチの世界になんか全く興味ねぇ!!
助けてくれ!!
シンちゃん、コイツらマジでやばいやんか。。。
逃げよう、シンちゃん。
全力でたくましい腕を振り払う。
僕達は必死に抵抗して「禁断の園」から無事生還する事が出来た。
全員で来られたら俺達は新世界を見る羽目になっていたかもしんねぇ・・・。。
マジでデンジャラス・・・。
僕達は宿に戻りそれぞれの部屋に帰る。
おつかれさん。
危なかったけどおもろかったなぁ。
おやすみ。
ドアを閉める。
バタン。
ふぅー、何がしたいのかわかんねぇけど楽しめたなぁ・・・。
僕は知らない間に眠りについた。
つづく







