漫画『チェンソーマン6』藤本タツキ 集英社 | 筆任勢(ふでまかせ) 林道雄

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料理、読書、ネコなど思いつくままつぶやきます。

 

レゼはどうもソ連が兵器用に事件して作り出した魔人の一種のよう。

このような設定ってよくある。ヒーローズも超人はそのような研究で

生み出されていたし、同じくNetflixのドラマの『ストレンジャーシングス』

もそのような実験を経て超能力者が生み出されていた。

 

古くは我らが大友克人の『AKIRA』もそんな感じだった。

 

しかしこのチェンソーマンはどこまでも社会の歪み、貧困とか

軍事利用とかそういうものが子供たちにしわ寄せが行っている物語

がサラッと描かれていて、表面的には楽しく読んでしまうが、ちょっと

考えるとつらくなる漫画。「デンジ君実は私も学校行ったことなかったの」

のレゼのセリフが怖くもあり、可哀そうでもあり。こういうセリフの

端々に物語の深さを表せるところがこの漫画家のすごいところで

狂気が垣間見えるところ。

 

マキマさんもどうやらレゼと同類なんではないかということが

うすうすわかって来る感じ。