自分のLINEを担任にみられたことに
ぶちギレ始めた。
｢卑怯じゃないですか！
私とのぇるさんの
やり取りをなんで勝手に見せるんです！｣
そもそも、見られて困る内容を
送っている自覚がある時点で
終わってるだろう。
｢先生にお見せしたのは私の責任です。
この一連を伏せての話し合いは
もちたくありません。
子ども同士があいまいな約束で
ゲームの時間を決めてきて、
なぜ、親がこんなに執拗に激情するのか。
私の連絡先を知っているからこういうことを
平気でしてくるのでしょうけど、
知らない親御さんの子どもと
ゲームの約束をして
キャンセルされたらどうするおつもりなんですか。
今回の件は、スマホをもたない年齢の
子どもたちが、思い付きで約束したときに
キャンセルするときはどう対処するか、
気持ちをどう納得させるか。
それらが一切、スルーで
親の感情だけで無駄に話が大きくなっていませんか。
息子さんは、
“長男に論破されそうだから
ママがいないとダメ”
と言っているそうですけど、
子どもたちでまずは解決してみるのが先でしょう？
毎回、自分から言いつけに言って
最後はママがいないとダメと泣く。
その度に、巻き込むのはやめてほしいです。
先生を通さないと話が出来ないと
指定してきたのですから
やりたいように進めてください。
ただし、長居はごめんです。
簡潔に願います。｣
今、話題の付録。Amazonだけ在庫がある。
AEDの使い方を幼稚園雑誌で学ばせる時代。
今、
自分の非常識な量のLINEと着信を見られて
沈黙する母親。
担任が
｢Sくん。3年生になったのだから
お母さんがいなくても
自分たちで話し合えるようになっていきましょう。
いつもは終わらない宿題を
その日は終えて、
ゲームの時間に間に合わせたのに、
長男くんが、弟さんの病院でログインできなかった。
それが許せないから怒っている。
ここまではあってるよね。
でも、仮に
Sくんが宿題を終わらせられなかったら
どうしてた？｣
｢計算ドリルの答えを見て
書き写したから間に合いました。
僕が宿題が終わらなかったら
ゲームを先にやると思う。
ママが
長男くんのお母さんは教育ママだから
きっとゲーム禁止させていて
ログインさせないから
時間になっても来ないって言ってたから。
長男くんは、弟のことより
先に約束していた
僕とのゲームに間に合わないのが悪いので謝ってほしいです｣
｢先生のところに言いにくる前に、
長男くんが“昨日はごめんね”って謝ったけど、
それでも許せないの｣
｢はい、ママが絶対に許すなと言うから。
ママのLINEをシカトするようなヤツは潰せって。｣
｢潰せ……。
ママのために怒ってるの？
それを言われなかったら許せたの？｣
｢僕の約束を守らないから許せません。｣
｢急用で出掛けないとならなくなったら
どうするの。
人にはいろんな都合があって、
謝られても許せないのなら
それはあなたのワガママでしかないと
先生は思いますよ。｣
｢ママ、先生が長男くんばかりひいきする！｣
と泣く。
聞いていてすべてがアホらしい。
このバカな茶番に何年、
付き合わされてきただろうか。
Sくんの母親が
｢先生は息子の頑張りなんて
なにも見えないんですね！！｣
と言い出す。
答えを写して頑張ったねと褒める大人がいることに驚く。
(続きます)
