義父に自分から連絡する気もない。
終電も終わってる。
タクシーを呼ぶ以外の選択肢はないのに
当然に居座る義母。
｢義母さん。
誰にも迎えに来てもらえず
意地になって決行しようとしている
“義父とのくだらない夫婦喧嘩を
なかったことにし
ついでだから、息子とドライブデートを
楽しみたい発言”は、
今から我が家を出たとしても、
往復数時間。
あなたの息子は寝ないで
戻ってきたら仕事をしないとならないのは
想像つきますか。
義母さんは帰宅したら好き放題、
いつも通り、寝られるでしょう。
そして、シレッと義父といつもの生活に戻り、
喧嘩したことも忘れ、夫婦でどれほど周囲を巻き込んだかの反省もしない。｣
｢はぁ？息子くん、うちに泊まればいいじゃない。
パソコン持ってくれば、仕事も出きるし。
なんで、私を送ってすぐに
この家に戻る前提なわけ(笑)
息子くんだって、実家でのびのびしたいわよ。
こんなクソ嫁から離れて(笑)｣
いつものニヤニヤしながら
自分本意なものの言い方にうんざりする。
これ以上、気の狂った
義母の発言を聞き続けたくない。
息子に食べさせてもらってるくせに。
息子だけが働かされてかわいそう。
きちんと息子にごはんを食べさせているか見せてもらおうじゃない。
一気にフラバする、義母の数々の発言。
当たり前のように
合鍵を要求し、
孫には一切、興味なく
“孫をダシに使えばお父さんとデートできる”
と、我が家に毎週、突撃してくる。
義母との予定がある日に
子どもが風邪を引けば“詐病だ”と、罵る。
義母と絶縁と言うかたちで距離を取り
なんとか過去を忘れようと必死だったのに。
私がこいつを放置して家に入れば
また鬼のようにスマホをならし
外で暴れだすのはわかっている。
なぜ、こいつにこんなにも
振り回されなければならないのか。
｢わかりました。
夫はそちらで、生活するのですね。
調子にのって放った言葉をいつも
“そんなこと言っていない”と、
反古にしてさらに増長してきますが。
夫にとって、三度目の離婚になる覚悟で
そこで待ってなさい。｣