依存を断ち切る④ | 結婚生活のリアル。子育て世代取扱説明書

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1女2男の3人育児に奮闘中!
我が家はステップファミリー。見栄なんかいらない。
育児、ママ友、親戚付き合い、夫婦のこと等、子育て世代が避けては通れぬ問題にリアリティー溢れる痛快な切り口で言及。
試行錯誤しながら、前向きに生きていきたい!


搬送先の病院が決定し、付添人として向かう。

彼女的には「どうしてケガやらしてないのに呼ばれた」となるわけだが

希死念慮ある以上、放置出来ない。

毎度毎度、話を聞いて、泣き倒して
落ち着いた。ありがとう。寝るね。の流れが今回はそうならなかった。
だが、ここをくり返して解決はない。

救急外来の精神科医がいない状態で
当番医もどうしたものか。という中で
実際、この日、彼女は眠剤を通常の5倍程度飲んでいたようだが、
それくらいでは胃洗浄まではいかず
着いたときには生理食塩水と思われる点滴とオムツに替えられた状態。



「入院施設のある精神科の病院に紹介状を書いて欲しい。
今日は彼女を自宅に戻したら何をするかわからないので紹介先が決まるまで入院をお願いしたい。
暴れる場合は処置は一任する。(身体拘束に同意した)
持病ある可能性あり、かかりつけ医との連携を朝イチで願う。

とにかく本人が大丈夫だ。帰りたいと言っても許可しないで欲しい。
 
明日、連携している保健センターの精神保健福祉士に連絡し、必要とあれば今までの状況は説明してもらう。
私は彼女の身元引受人にはなれない。
会計関連の請求一式は本人が出来ないのであれば親族に請求願う」

渋々、承諾を得る。

救急隊にサインを求められたので通報者の責任として署名。

・紹介先をどうするか(ここは受け入れ先次第)
・転院方法(彼女が自力で。となると行かないのは想定内だし、私の運転中に暴れられても困る)
・入院の保証人

ここを早急に決めなければならない。
転院方法としてはタクシーも考えたが、通院も受け入れない彼女がおとなしくしている保障は考えづらく
民間救急車の手配で行こうと決めた。
(看護師付き添うので高額)

問題の入院保証人だが、長年の付き合いとはいえ、私がなるのは違う。
身内がいる以上、身内がなるべき。
この割り切りは譲れない。

あの毒親が保証人にすんなりなるとは到底思えぬが、パート収入もあるし、
転がり込んでいる父親違いの姉も働いている、 なんなら姉の子どもは成人しており
ここは「回復に理解したうえで入院の選択」を受け入れ、
これだけいる親族間で誰かが保証人となることに同意させるしかない。

娘を長年支配し、希死念慮口にしても放置を決め込む母親と、姉が
精神科の入院に同意するか。

「大げさな。娘は大丈夫なのに」と来るのはわかっている。

大丈夫だったら、他人にこれほど死にたい死にたい言うのか。なぜ致死量に至らなくても指示以上の眠剤を飲んでいるのか。


薄氷踏むような状態でも「大丈夫」だと言い続け、母親は定期訪問には来るが、 
無気力な娘に働け、金が尽きる!と寄り添うどころか追い詰める。

放置した結果、取り返し付かない事態になっても同じセリフを言うのだろうか。

転院先が決まった時点で病院から説明を受ける流れとなった。

朝イチで精神保健福祉士に連絡を取り、病院の説明の際に同席を依頼した。
行政の力を借りつつ、母親をまず呼び出し説得させる。


 

 

 

これは買いだな。

 

裏切ったと言われようが、死にたい人間を放置する方が残酷。


彼女が私を試しているのだとしてもこの2年半あまり、十分、依存し試しただろう。それでもまだ足りないとは言わせない。


毒親の支配から抜け、配偶者からの喪失感を受け止めきれないなら

伴走者は医療機関しかない。


愚かな母親と対峙するのはかなり苦戦した。
(続きます)


書かなきゃやってられん。