体調崩し、数値的にギリギリ入院はしないで大丈夫。という状態で帰宅した幼稚園年長の次男。
夕食も摂れない状態のぐったりした中
開口一番、出たセリフが
「今日はまだゲームしてない!ゲームやる!」
確実にゲーム中毒に侵されて
正直、この状況下でもその発言をする次男に落胆を通り越し
虚しさというかただただ悲しい気持ちになった。
夫が「ママにまたパパが怒られちゃうから」と
言った。
レントゲンや点滴をして
ほうほうのていで帰ってきた息子のセリフにその返し方はなんなんだ。
誰に怒られるかなんて関係ない。
6歳という年齢で、ぐったりしていてもゲームをやるという言動に危機感を持たないのだろうか。
私が次男に
自分の体調を考えても尚ゲームが必要なら
好きなだけやりなさい。
と言い放つと、やったぁ!とプレステのコントローラーを手にする。
好きなだけやっていいんだって。とつぶやいて夫が2階に去る。
私はキッチンで食器を片づけながら
ギラギラした目でテレビと50㎝もあけない距離で座り込み
「〇〇を殺した!イエーイ!!」と盛りあがる次男を見つめていた。
ゲームをするその背中からは
私がいつも見ていた姿はなくなっていた。
「薬も飲まなくていいし、風呂も入らなくていいから、寝ずに朝までやり続けなさい。
これはママからの命令です。
食事とトイレ以外は24時間ゲームをしなさい」
そう言われて
一瞬、なにを言われたのか理解出来なかった次男が「寝られなかったら死んじゃうよ!」と泣く。
満足するまで無制限でやってみればいい。
制限があり、注意されるから余計にやりたくなるのなら
とことん寝食忘れてやり続けてみるがいい。
「眠くなっちゃう!」と言うので
その都度起こすからやり続けなさい。
と態度を変えない私に
こんなもん、もうやらない!と怒る。
やり続けろ!やめろと言われていつもぶちギレるんだから今日から無制限にやりなさい!!
と怒鳴り返す私。
あなたたちの夢が叶ったじゃないか。
がんばれ。