夫に「やりたいことがたくさんあっても、子育てや家庭のために我慢したり諦めてる!」
と大声疾呼、言われるのだが。
知らんがな。といつも言われるたびに思う。
子どもが生まれて自分だけの自由な時間はとれず
教育費の積み立て、住宅ローン、老後資金の準備などで生活費は細分化し管理され
独身時代のように自分本位に趣味に投資しまくりその日暮らしのような生活とは雲泥の差が彼にはかなりの不満なようだが
それを私に言ったところで何になる。
独身時代の出費を 二人して繰り広げていたら破綻しかない。
私自身、何か育児中に我慢しているかと思いを馳せるが
乳幼児の頃は、マッサージ に行きたい。一日中寝てみたい。常に疲れている、時間に追われずにいたい。
それらはずっと感じていたが、
マッサージに行けば癖になり
行かないと疲労感が抜けないというサイクルに陥る。
1回数千円払うなら、子どもの未来に投資したいと考えてしまう。
自分へのご褒美!頑張ってる自分に贅沢時間!とよく耳にするが
当たり前のことを当たり前にこなしているだけなのであえて必要ない。
「ママで妻でオンナです!」と言うが、
私は私でしかなく、分類なぞをすみわけて考えたことすらないのが本音。
育児のせいで何かを我慢していたり、諦めるという感覚もない。
子ども絡みの面倒な母親同士の付き合いは
意識的に避けて来ていて
常に情報交換したり、噂や愚痴を言い合ったりしたくないので適度な距離感でそっと離れてもなんら支障はない。
行事などで他の母親同士がつるんでいても
さすがに3人も子どもがいると、なんとしてもママ友を作らねばならぬ!とも毛頭思わす、1人でいても何も感じない。
めざとく何かを探して、わー!と話題を提供する気力も無ければ、いい年こいた年齢で自分を「女子」と銘打って女子会など以ての外。
生理を「女の子の日」と称する中年にぞっとする。
女の子と表現できるのはせいぜい大学生くらいが関の山だ。
子ども関連は
行事を見る、説明会を聞く。主の目的だけ果たせばさっさと帰る。
娘から「ママ、ぼっちすぎねぇ?」と言われるがキミが私立中に行ったとたん、小学校での知り合いのママさんとはその後、会うこともなかったわ。
ママ友=自分の友人ではないので私の中では記憶にも残らない。
夫はどうやら毎日が我慢と諦めの連続らしいが
独身時代と同じ生活が出来なくなったと思うから苦痛に思うだけで、
育児中とはそういうものだと思えば
諦めた!我慢している!など大義名分、豪語出来る立場にないと思う。
子どもを複数人もうけて、我慢と諦めなんてくだらない言葉を発しているうちは
得るものの方がどれほど大きいかなんていつまでも気づかない。