はまだかよこの人生の物語 中学生⑮決死の覚悟 | 日々是好日

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幸せは『在る』

登場人物

 

 

実母・・・実の母

 

父・・・昭和6年生まれ 実の父、九州男児、戦前・戦時中・戦後を生きぬいてる人

 

お母さん・・・大正8年生まれ 育てのお母さん、京都から熊本に嫁いできた

 

姉・・・17歳年上、育てのお母さんの実子

 

おばあちゃん・・・父の母、明治生まれ、おばあちゃんも京都の人

 

 

 

はまだかよこの人生の物語①~⑭こちらからご覧いただけます

 

 

 

 

中学校のとき

はじめて家出をした。

 

 

いつものごとく

父の機嫌がすこぶる悪く

家の中を追いかけ回された。

 

 

わたしも多感な時期で

今まではされるがままだったけれど

言い返すようになった。

 

 

お母さんが止めようにも

ヒートアップした父はとめられない。

逆切れされてしまう。

誰もとめられない。

 

押し入れに隠れたこともあった。

 

 

 

 

 

 

 

2階には父と母の寝室

わたしの勉強部屋があった。

 

 

ある日

2階で父につかまり

 

 

もう、このままじゃ

殺される。

 

 

当時は冗談ぬきで

本気でそう思った。

力ではかなわない。

 

 

とにかく

その場から離れたい。

離れないと何をされるかわからない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして私がとった行動・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2階の道路側の窓から

電柱に飛びうつって

下に降りた。

 

 

たしか裸足。

外は夜。

 

 

もう怖すぎてとった

咄嗟の行動。

 

 

人間ってすごいよね。

 

 

 

 

 

 

 

行くあてもなく

わたしが次にとった行動は

 

 

 

 

 

 

 

なんとなく記憶にあった

小さい頃に遊びに行ってた

実母の実家へ記憶を頼りに向かった。

 

 

わりと近くて

たどりつけたんだよね。

 

 

 

 

ばあちゃんがいて

「かよこです」って伝えた。

 

 

実母に電話してくれて

会いに来てくれた。

 

 

そこから、当時

実母が住んでいた家に

連れて行ってもらった。

 

 

そこには

以前、ばったり会った弟と

弟のお父さんもいた。

 

 

 

続く

 

はまだかよこの人生の物語 中学生⑯居場所 

 

 

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