SP-F、その後… | 中島陽太の道楽日誌 4th Stage

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こんばんわ、道楽者です。

 

『3rd Stage』の最後の記事は会社に勤める女の子からフルマニュアルのカメラの使い方を教えて欲しいという依頼を受け、ペンタックスSPーFを見つけたという話で終わりました。今回はその後どーなったかといったお話をしようかと思います。

 

普段AvモードやTvモードといった自動露出制御機能のあるカメラを使っていると、フルマニュアルのカメラが怖いったらありゃしません。

(てなワケで、ペンタックスSPーFです)

 

露出計が無ければ真っ白な写真や真っ黒な写真を量産してしまう!!

 

もちろん、デジタルで自分好みの露出で撮ったカットのデータで露出を決めれば一番間違いは無いのですが、デジタルを持っているんだったらそっちを使ってくれって話。てなワケで、デジタルカメラを持っていないという想定の下でSPーFを使い始めたんですよ。じゃあ露出計はどーすんべぇ?。藁をも掴む思いですまーとほんで『露出計アプリ』と検索してみます。

 

リアルにあるのか!!

 

もう速攻でダウンロード。実際に使ってみました。

(メッチャ分かりやすいでしょ?)

 

今回あちきがダウンロードしたのは『Light Meter Free』というフリーウェア。絞りとISO感度を入力してシャッタースピードをはじき出すというアプリなんですが、ご覧の通り説明書が無くても分かるほどの使いやすさ。

 

これがあればあちきでもフルマニュアルのカメラが使える!!

 

と思い、フィルムを丸々一本使い切るコトにしました。その中から数枚ご紹介。

(まぁ、失敗作)

 

ファーストカットなんですが、見事にトトロからピントを外すという…orz

 

(束の間の青空を狙って)

 

近所の畑の隅っこでヒマワリが咲いていたのを思い出し、わずかばかりの晴れ間に家を出て一発撮ってみたり。普段のあちきとは思えないような爽やかなカットが撮れたという…

 

(ある意味フィルムの恐怖)

 

AvモードやTvモードといった自動露出制御機能があればいいんですが、今回使っているペンタックスSPーFはフルマニュアル。よって、露出を測るところから始めなければ写真は撮れません。水たまりに映った青空が良くて撮りにかかったんですが、露出を測って、ピントを合わせてとわたわたしてたらあっさりと雲が広がるという…orz

 

フィルムを使っていた時代の人って凄かったんだなぁ…としみじみ思った瞬間でしたね。

 

(これはまた別の日)

 

キタムラさんからプリントが返ってきた時、素直に思いましたね。

 

さすがフィルム!!

 

いやね、あちき、彼岸花って苦手な被写体の一つなんですよ。あちきが撮ると花の赤がベトついちゃって…。ところがフィルムを使ったらご覧の通り。実に爽やかな彼岸花があっさり撮れるという…。フィルムで撮るのも面白いなぁと、あちきに思わせた一枚となったのであります。

 

(鉄道写真にも挑戦!)

 

コレ撮った時、心底思いました。

 

昔の人はよくもまぁフィルムで電車撮ってたなぁ…汗

 

デジタルだったら撮ったその場で結果が分かるので「試し撮り」をするじゃないですか。そして試し撮りしたものを見て、「こうしたらもっとカッコ良く撮れるんじゃないかな?」とシュミレーションして追い込むじゃないですか。

 

露出計で露出を測ったら、あとのシュミレーションは全部自分の頭の中なんですよ!?あせる

 

シュミレーションが全部自分の頭の中ですから、「計算違いは無いよな…」とビビりまくりです。しかも…

 

一枚撮ったらフィルムを巻き上げる都合上、『連写』という概念が無い!!

 

デジタルだったらフォロー的な意味も含め、連写かますじゃないですか。自分で自分の撮影をフォローするコトすら許されない、本当の一発勝負…

 

フィルムで電車撮るのってメッチャ怖ぇ!!あせる

 

フィルムで電車を自由自在に撮れるようになったら、撮れないモノはほとんど無くなるだろうなと心底思いました。

 

とまぁ、こんな経験をして、マニュアルを作ってお渡ししたのですが…、あのマニュアルが役に立ってくれればいいなと思っています。

 

現状、M42スクリューマウントは28mmの一本しか無いのでコレだけで勝負しようとは思いませんが、デジタルとは違った写りをするフィルムの写真、50mmや135mmが手に入ったら一度本気でモデルさんを撮ってみたいなと思っています。