日原鍾乳洞 その2
そんな訳で(こんな訳 )一路鍾乳洞を目指すわたし達。
一石山神社(日原鍾乳洞も昔は一石大権現と呼ばれてたそうです)に突入しそうになったり、通行禁止の道を「落石注意」にビビりながら通ったりして・・着きました!日原鍾乳洞!
悠久の時がくれた贈り物。疎遠が描き出す神秘と幻想の世界へ(←パンフ抜粋)
鎌倉時代からの修験道の聖地であり、江戸時代には庶民からも信仰を集めた関東最大規模の鍾乳洞です。
道路添いに流れている日原川の川辺へ降りてチケットを購入(600円ですが奥多摩の観光センターで100円割引券をくれます。たかが100円されど100円。真剣に割引券を握りしめていたわたし達)。
小さな橋を渡ると、冷風を吹き出す鍾乳洞の入口。
「さっむーーー!」
洞内は平均10℃。真夏はいいだろうな~。
でも前回はフル装備&匍匐前進 でしたので、久しぶりの「歩けて」「蛍光灯のある」穴です。
お。早速、洞窟案内図。
「さいの河原」「死出の山」「三途の川」「地獄岩」・・なかなかイケてる名前が並びます。
ずらずら歩いて行くと、ここが「弘法大師学問所」・・・護摩壇ではなく護摩「段」・・だじゃれ??そもそも時代が違うんですけどまぁいいか。
ここに副会長の大好きな「水琴窟」があります。鳴らない日もあるようですが、この日は鳴りっぱなしでした。・・え、日頃の行い?認めない。
どんどん奥へ行くと・・・大きな広間にでました。さすがに光もほとんどありません。第2弾「彼岸に渡る副会長」。
なんかSFチックなんですけど!
で、この方が「縁結び観音」。広間の「死の山」を登った所におわします。でもさ、こんな場所まで来たらもっと壮大なものを願いたいですよね。即身成仏とか。
山の中腹は「さいの河原」と名付けられています。ここで副会長がまた妙なことを言いだしました。
「ねぇ、さいの河原ってなに?」
「・・・・・は?アナタニッポンジンデショー!」
暗い暗い穴の底で2人きり、なにが悲しくて「さいの河原」を説明しなきゃいかんのですか。一つ積んでは母の為・・って石が積みまくられているじゃないか。
「なんでみんな積むんだろう・・帰れなくなるのに」
「(いや、あなた前回の穴倉で積みまくっていたから!)いや、コレはアレよあの山登りのアレね」
そうそうケルンねケルン。
気を取り直してこちらが十二薬師。ものすごい数の1円玉が鍾乳石に貼りついています。
更に奥に進むとフェンスが張られていて、穴の先には行けないようになっていますが・・・今、調べたら日原鍾乳洞も「ケービングツアー」があるようです。「立ち入り禁止」エリアをケービングするみたいですけど。Kumikoさん、真白ちゃん如何でしょうか(笑)
さて。三途の川や地獄谷やらを巡って、ここからは昭和37年に発見された新しい洞。
とりあえず階段があります。見える範囲で上がるとまた階段。とりあえず上るとまた階段・・以下略。
「ちょ・・・・・副会長ぉぉぉぉぉぉぉーーー!この階段どこまで続いてんのぉぉぉー」
「わっかんなぁーい。でもずっと」
さすが脳筋。さすがゲロ吐いてでもテニスをやる女。先を登る副会長に声をかければしれっと答えてきます。
会長ちょっと疲れちゃったな(ゆえに上ってる写真がない)。
わたし坂でも階段でも上るの大嫌いなの。実は匍匐前進の方が得意なんじゃないかなぁ。ゼーハー・・そうなんですよ、無限に続く階段は喫煙者肺にはキツ過ぎました!
「副会長・・・ぜーはー・・さ・・先に行って・・・」
「何言ってんの。会長の座、奪うわよ」
思いやりとか労りとか・・・ないんですね。
実は一瞬「新洞なんかいいや。降りちゃおうかな~」って思ったんですけど・・(富士山を五合目からスタートして7合目で諦めて下った経験あり)
ここで諦めたら末代まで馬鹿にされるんだわ!と思って頑張りました。
この辺に「師子王の間」やら「女神の間」「白衣観音」がいるんですけど!いるんだけどね!(まだまだ写真が撮れない)下りは下りで、
「きゃーわたしの足アレ、震えてるあの生まれたての仔馬のような・・」
「それ仔山羊じゃないの!?・・もーっバッグが邪魔!」
(副会長が何度も何度もバッグが邪魔!と言っていたのが、非常に印象的でした)
わかるかなぁ~この長い階段。副会長が岩と同化していますが。
この時わたしは、「歩きたくないし、もうここに泊っちゃおっかなー」って考えています。
でも、新洞を下ると出口はすぐそこでした・・・でもまだ旅は終わっていませんよ!家に帰るまでが修学旅行です!
「ぎゃー霙!!!」←副会長
わたし達が穴倉に居る間に、地上で何が起きたのか。地上は暴風と霙と雷に覆われていました。走って対岸のチケット売り場のベンチに逃げ込むと・・
「ぎゃぁぁぁぁぁ雷ぃぃぃぃぃ!どうする!?やまなかったら!」
「まさか副会長、雷怖いの?」
「怖いぃぃぃぃぃーーー!!」
ぷっぷー!岩をも片手で打ち砕くくせに!なにそれ可愛くない。
しばらく雨宿り。傍には滝が見えてなかなか素敵な光景です。
もちろん、わたしの予想通り空が明るくなってきました。帰りのバスの時間までは1時間弱あるので途中で唯一見かけた茶屋?レストラン?に行ってみることに。
「あー足が震えるぅ・・生まれたての・・・仔牛?」
「え。仔羊じゃないの??」
そんな会話を交わしながら漸くレストランに。結構疲れました。東京から河原、そして洞窟ですから。
「えーとコーヒー・・「たぬきそばっ!」
「マジかよ!!」
えーと、体動かした直後って食欲ないじゃないですか?いや少なくともわたしは食べられないんですけど・・
「カッコいいわ~副会長!中国人の友達に対して感じる尊敬を、今あなたに感じてるわ」
「食わないと動けないでしょ」
・・・うん、あなた雷も跳ね返すわ。保障するから。
で、そろそろバスの時間になりそうなのでさっさと席を立ちます。・・だってね、コレを逃すと2時間ぐらいバスがないんですよ・・。
「あーん足が!生まれたての仔・・鹿?」
「あ!そうだよソレ鹿だよ!」
3回目にして正解が出ました。・・・わたしの日原の記憶は、
・もうっバッグ邪魔!
・たぬきそば
・生まれたてて足が震えているのは小鹿
以上です。・・・なにそれ。どういうこと。でもね、そんなわたしを慰めるかのように・・・
雨上がりの山。綺麗です。
WRITER・・・・・
WHITE-TARA chikako kanayama
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