田谷の洞窟 その2
さて。
洞窟探検後は九つ井の「茶庵」 へ。
とはいえ・・この辺が九つ井の本店やらガラス工房やらが散在しているエリアだとは知らず、迷い込んだだけですが![]()
賢ちゃんは洞窟に行く前から、バス停前にあった「ガラス工房」の看板に喰いついていました。
なんかいつも変なものに喰いつく人です。
仕方ないので、看板の→のままに進んで行くと・・周りは民家ばかり。
そのうちめちゃくちゃ風情のある日本家屋の門の前にたどり着きました。
日本昔話か(雀のお宿とか~)
横溝正史か![]()
あ。
お茶 1000円
さすがのわたし達も、この趣きでコーヒーではないこと
は察します。
でも、不用心にも開け放しの玄関の広い土間にはもちろん誰もおらず、どこからともなく賑やかな話声。
玄関先に立ち、中腰で様子をうかがう怪しい女2人は完全に・・・アウェー![]()
「どうする
」
「でも、ここまで来て引き下がるのも・・すみませ~ん
」
出てきたのは着物を着た上品なおばさま。
出来すぎです。ここで気おされてはいけません。
「お茶飲めますか
」
賢ちゃんたら、ここまで舞台が作り込まれているのに、もう少し気のきいたことを言えないのかしら。。
一瞬驚いた顔をしたおばさまですが、わたし達を日本庭園の見える控えの間に通してくれました。
「今、お茶のお稽古中で、少々お待ちくださいね」
お茶の・・お稽古![]()
爽やかな秋風が吹きこむ畳の上で、微妙に焦り出すわたし達に追い打ちをかけるように、お稽古を終えたらしい着物の一団がぞろぞろと。
「やだ~っ
」
急に叫ぶ賢ちゃん。
「わたし達も着物に着替えさせられるんじゃないっっ
」
「いや
1,000円でそれ、ないからっ
」
何が悲しくて、観光地の記念写真じゃないのに、わざわざ「お着替え」までするっての。
ホント、思考の着地点が読めません![]()
もちろん、着替えなぞ勧められることもなく、わたし達はお茶室へ。
「すみません、まったく経験がないんですが
」
そう。わたし達が案ずるのは、着物じゃなくてこちら。
すると・・きらり
と光るおばさまの目。
「あら、じゃあちょっとやってみる
」
ということで、ふすまの開け方から、床の間の軸がどうの、花がどうの、畳のへりはどうのこうの。
茶道をたしなむ方々には本当に申し訳ないのですが![]()
ギラギラのチベット寺院が大好きで、過剰装飾のサロンに毎日いるわたしには、「わびさび」が理解できません。。。
後で聞いたところによると、
このお茶屋さんは九つ井の社長の、ほぼ道楽で作られていて、その社長さんに呼ばれたお茶の先生が週に2回ほどおいでになって営業してるようです。
※でもHPでは「休庵中」となっていましたね。
この日はお茶会があったがゆえにたまたま開いていた・・という、悪運の強いセラピスト2名。
結局、わたし達はお茶にありつけ、丁度京都から届いたというおいしいお菓子をいただきました![]()
「おいしいね
」
「えっ、知佳ちゃん味わかるの
」
・・・賢ちゃんの突っ込みはたまに心の琴線に触れますが、まぁいいか。
そんな賢ちゃんは、お茶とお花と懐石料理の先生もやっているという先生に向かって、
「わたし、お茶やっていたんですぅ~お菓子目当てで
でも、正座が苦手ですぐにやめちゃった
」
とけろっと言ってのけました。すばらしい自己申告。
すかさず先生、
「あら、足はお楽になさっていいのよ~」
Casablanca流処世術を見た
でも、すでに足が痺れ、よろよろしておりました・・![]()
この人、いい年して法事の時どうすんかしら・・とすかさず思ったわたしですが、言うのはやめておきました![]()
さてお茶の後は素晴らしい日本庭園を愛でるようですが、この東屋もまた上座がどうたら・・この石があると、その先は行ってはいけないどうたら・・
それ、生きて行くのに何か重要ですか![]()
と心の中で突っ込むわたしですが、これが日本の様式美ですね。
賢ちゃんは意外にこちらも喰いついておりましたが、わたしはやはり堅苦しいことは嫌いみたい(笑)
ちなみに、わたし達が目指していたのは、本当は「ガラス工房」。
道に迷って「茶庵」に着いてしまったようです。。![]()
長い寄り道でようやく着いたガラス工房や、近所のお蕎麦屋さん(九つ井本店)と、すべて九つ井が経営(いや・・道楽
)しております。
田谷洞窟の後は是非お立ち寄りくださいませ
(茶庵の営業日は・・聞いたけど忘れちゃったので調べてね)
WRITER・・・・・
WHITE-TARA chikako kanayama
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