私の一番好きな稽古は朝稽古です。
現在は佐世保にある春日神社の境内で朝6時から稽古をいたしてますが、夜明け前の指先が凍える中、70歳に近い方も稽古に励まれております。
6時になると宮司さんの朝の行で太鼓が響きます。
本殿で祝詞をあげられております。
我々はその方向に向かって礼をし、まず、鳥舟の行で身体を暖め、その後に剣の素振りを開始します。
約1時間、ゆっくりと素振りをいたします。
数十回振るごとに剣を鞘に収め、指を擦って暖め、身体を手で擦り、息を深く呼吸し、そして再び剣を抜いて振る。
それをただ繰り返します。
次第に体が温まってくる頃に夜が明けて空が明るくなって来ます。
一時間ほどそうした朝稽古をいたしますと、心も身体も締まりながらも柔らかく、息も深く通るようになります。
朝は眠い、そしてこの時期寝床を離れたくない。
それは慣れた私も同じですが、その小さな決意が意志を少しづつ育てて行くのだと思います。
大きな志に向かうためには小さな決意を確かめ、地道な作業も必要です。
逆に日頃の努力や実力を養う積み重ねは、大きな志がなければ続かないものであります。
それは2つして、1つであります。
朝稽古、今の時期からは次第に暖かくなるでしょう。
今朝も霜が立つのを見て春を感じました。



