柔軟な身体 内股
佐世保 温故知新の合気道 合気新道-腎臓


受身が出来るという前提に柔軟な身体が必要です。

特に股関節、腰、肩、足首、手首、首の柔軟性はすべて関連しております。

肩や首がこりやすい人は、大抵は股関節が硬い人が多いようです。

股関節の柔軟性は第二の心臓と言われる太ももの働きが活発かどうかのバロメーターになります。


人間は直立歩行をする為に、血液が足に落ちると心臓まで帰りにくくなります。

太ももの筋肉が収縮運動をする事で、足に落ちた血液を押し返すポンプの役割をいたします。

しかし、現代人は車や電車、バスなど歩行の機会が少ないため、足を動かす事が少なくなり、

血液が足から心臓に帰りにくいのです。

足にむくみが生まれます。


足の血液が巡らないと結果、全身の血液が循環せずに血液が濁ります。

濁った血液が心臓から脳へドンドン送られますから、脳の血管に老廃物が溜まりやすくなります。

また、特に心臓から上が血液過多になり肩や首の筋肉が緊張したままになります。


開脚して内股の筋を伸ばす運動をする事は、内股にある太い動脈と静脈の流れを良くし、足に溜まった血液を心臓に送り返す道筋の通りを良くする事にあります。

内股が硬いと内股の筋肉が緊張しており、血管を圧迫する事になります。


無理な開脚をするのではなく、内股を擦りながら徐々に太ももの内側、外側を解して行く事が大切です。

足のむくみが減れば、足のだるさが抜けて、気持ちよく歩く事が楽しくなるはずです。


受身


技を覚える以上に受身を身につける事は武道にとって無くてはならないものです。

子供達に柔道は投げられた負け、相撲も投げられた負け、

だけど合気道は投げられたら勝ちなんだ。

と話したら目を丸くしました。

なぜなら、上手に相手の技を受けることが出来たら、相手を傷つず、自分も怪我しないでしょ。

と話したら頷いておりました。

子供のにもわかったのだなぁと僕が眼を丸くしました。


受身というと、前転受身、後回転受身など様々ありますが、受身の数は仕掛ける技の数と同じ数あるのです。

当たり前といえば当たり前の事です。

技を覚えるという事は受身を覚えるということです。


受身で重要な事は相手より先でも後でもなく、全く一体になって受けることです。

技を掛けるときは倒してやろうという心と向かい合い。

技を受けるときは逃げようという心、相手に逆らおうとする心に向かい合います。


積極的に相手の受身をとる。

指導者も生徒の受身をとる。

その事が稽古の基本になるのです。
佐世保 温故知新の合気道 合気新道-受身

座技呼吸法


合気道の稽古法に座技呼吸法というものがあります。

この座技呼吸法はたくさんの稽古内容がぎっしり詰まっておりますが、文字通り呼吸からこの稽古方法を説明いたします。


単独で行う呼吸法の鍛錬や稽古は自分で環境設定を行います。

たとえば瞑想や座禅などは静かな場所で行う事が多いでしょう。

それは自分の内面をしっかり見つめる目的だからです。


ただ、感情は外部の刺激によって変化をいたします。

呼吸のコントロールの目的の一つには外部からの刺激に感情の主体者である自分が征服されないように、いかなる場面でも感情の手綱をしっかり握り締めておく訓練も必要です。


それが座技呼吸法です。


相手とお互いに正対して、一人が相手の手を持ち、持たれた人はその手を上げて相手を崩す動作を行います。

手を持たれるという単純な行為で人は肩や腕に力みが生まれます。

また感情に恐れや相手を負かそうという変化が生まれます。

この稽古の目的は呼吸をそうして環境の変化に応じてコントロールして、感情が動かす身体の緊張を呼吸によって制御する事です。

呼吸に意識を集中させて、身体に表われる力(無駄な力)をとり、身体に表わした感情に変化を与えるのです。


佐世保 温故知新の合気道 合気新道-座技呼吸法

背を伸ばし、肩甲骨を寄せて鳩尾を息を吐いて緩めます。次に鼻から息を徐々に吸いながら腹に収めます。

息を吸いながら手を水に浮かせるように上げて行き、上げきったら息を吐いて腕を前方へ伸ばして行きます。




さて、呼吸については書けばきりがありませんが、入門書ということで、次のテーマに移らせていただきます。