「あたいを死刑にしたもんせ 」(仮題) ヒロインぱるるをイメージして書き始めてる小説です | 散り急ぐ桜の花びらたち~The story of AKB.Keyaki.Nogizaka

散り急ぐ桜の花びらたち~The story of AKB.Keyaki.Nogizaka

小説家を目指しています。ゆいぱる推し 京都地元大好き 鴨川のせせらぎと清水寺の鐘の音の聞こえるところに住んでいます。



もう5月の終わりで、あっという間の5ヶ月

コロナも何とか収束して街ではマスク姿も少なくなって

京都は葵祭も終わって

通りを歩けばあちこちからコンチキチンの音が聞こえてきてます

街はもう初夏の装い


祇園祭が来るといつも焦りだすんですね、1年もう半年過ぎたなって。

それが今年はなにやってたんだろうと思いがより強い。

振り返ってもなんも残ってないから。


だらだらと毎日訳のわかんない字数いっぱいのツイートして

月に一回ほどの更新しなきゃの強迫観念に近い自分にお情けのようなブログ書いて

それに小説書けない症候群はずっと続いてて


ほんと、ちゃんとクリエーターとして生きていけてる人が羨ましい

振り返ったら積み上げた高い山がどんどん残っていってるんだろうなって


推しのぱるるやゆいはんも今年はまだ女優としてのお仕事はないものの

テレビや各種メディアの露出はすごくて毎週二人とも見ない日はないほど

女優としてオファーを受けるためには人気や認知度は大切だから

今はしっかりと足場を固めてる二人なんでしょうか


今年の後半は二人ともまるで競うように舞台のお芝居が始まります

頑張ってる二人にはいつも力をもらえるし励まされる

今回は特にぱるる


超長文で解読難解な台詞がつづく新ハムレット

戦うぱるるの今回の覚悟と勇気には色々考えさせられて内心グッとくるものがある


雲の上の推しに負けてらんないと言うのも口幅ったいけど

やっぱり元気は貰えてモチベはもりもり上がる

がんばらなきゃですね私達も


とゆうことでいつものように前置きは長くなりましたけど

ここから本題で拙小説のお話

いろいろ書き始めてまたジタバタしようと思います(笑)










      𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・






小説を書く時はそのヒロインは誰かをイメージして書くことが多い
架空のキャラを立てるのがイメージを大きく広げる上ではいいのかもしれないけど、アイドル小説から書き始めた私はやっぱり推しとか好きな女優さんアイドルを想いながら書いてしまう。
 

あまり良いことではないんでしょうけど

こちらは元々、持ってるもんがあれですから(笑)

良く売れっ子の先生方は登場人物が勝手に動き出して話を進めてくれるなんて

奇跡の神業を吐露してくださってるけど私達常人にはとてもとても(笑)

 

知恵も知識も発想も何もない人間だからヒロインや主人公ぐらいは何を考え何を語りどう行動するのか、それをきっちり把握できてる推しをなぞらえて書かかないと物語がなかなか前に進まない

あと書いていて楽しいのは間違いないのでこれはこれで自分の中ではこれで正解

 

そこで今回はぱるるをイメージして書き始めてるお話を
ほんの、ほんの触りだけあげてみました

続きはエブリスタ、アルファポリス等で更新するのか

アメブロでアイドルジャンルでこういう形が許されるのかというのもあるし

 このブログでいつものように書いていくのかちょっと考えてます

 

まぁ元々途中で挫折して塩漬けになっちゃう作品ばかり積み上げてる私で
ここ最近はずっとライターイップスみたいな筆が進まない症候群に罹っていた私でもあるので、とりあえずは書き始めて今の自分を世間に晒すのが先決かなと。

 

あとゆいはんイメージのヒロインものも書き殴りに近いんだけど

手を付けてるのが複数あるのでそれも同じ様に触りだけを随時更新していきます

良ければまた見てください

 

それではご覧くださいませ


ほんの触りです。。🙏

(2500文字ほど。最終的には4万〜5万文字程の中編物になる予定)

 
 



     

    𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・
 
 

 
 









美羅を殺したんな、あたいじゃ
あたいを刑務所に入れたもんせ
あたいを死刑にしたもんせ
 

昭和の時代、30数年前の地方新聞の一面に踊った一人の少女の告白
それはあまりにもショッキングで当時の全国放送のワイドショーでも繰り返し流された。
 
九州は薩摩の伊佐。老舗酒造の双子の姉妹。名前は美羅と沙羅。
人権擁護の捉え方もまだまだ曖昧な昭和の時代。それほど事件の経緯も調べもせずにこの言葉だけが一人歩きをしてしまう。
 
酒蔵で有名な伊佐の老舗中の老舗、伊佐倉酒造。江戸の寛政年間から十五代続く
先祖代々薩摩藩の御用達も務め南九州地方では地元の名士として名が通っている
そんな名家に突然訪れた悲劇。
 
単なる交通事故と思われたその案件は事故に居合わせた伊佐倉沙羅の証言で急展開を始めた。
 
当時小学四年生だった伊佐倉美羅は小学校への登校中に大型ダンプカーにはねられその場で即死。連れ立って登校中だった妹の沙羅はダンプカーの運転手を覗いては唯一の目撃者となった。
 
「はねられればよかと思った」
 
 
直後の事情聴取で沙羅はそう驚きの発言をする。
道路に飛び出そうとした美羅に声をかけなかった。
 
危ないって言えんかった。
言ったら美羅は助かったのに
じゃから美羅を殺したんなあたいじゃ
あたいを刑務所に入れたもんせ
あたいを死刑にしたもんせ
 
小学校四年生、当時まだ10歳にも満たない少女の赤裸々な告白に社会は騒然となった。
 
前例のない案件。
 
迫る危険を知らせなかった。声を上げなかった。それだけで罪に問えるのか
過去の判例を照らし合わしてみても全くないと言っていい事件だった
ダンプカーの運転手も一瞬のことで何も覚えておらず目撃者も皆無。
 
結局、年端もいかない子供でもありその証言の信憑性も問えず事件は不問に付された。
残ったのは当時まだ九歳の少女の小さな心に残った大きな傷痕だけとなった。
 
 
 
 
 
 
そんなことは何も知らずに私は二十年あまり生きてきた。
 
母が双子で生まれたことも知っていたし実家が鹿児島は伊佐市の有名な酒蔵であるのももちろん知っていた。小学生になってから父に連れられ里帰りすることは度々あったし高校に入ってからは夏休みに一人で訪れることもあった

 ただそういう事実があることは母の地元においては完全になかったものとして扱われ、私の耳に届くことは露ほどもなかった。四半世紀ほどの時が過ぎて起きた事件自体が風化していることもあったのだろう。事件の性質からして当時を知る人々の心の奥底には深く根付いているのは確かだが年老いた者の口は思いのほか固いもので私には聞こえてこなかったのかもしれない。
 
何も聞かぬまま何も知らぬまま
私は大学生活最後の夏を迎えようとしていた。

                     𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・伊佐倉羅羅
 
 
           
          𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・𓂃𓈒𓂂𓏲☆
 







 
 
「そうや、 笹屋伊織の抹茶パフェ食べてこうよ」
 
咲希がつぶやく様にそう言うと黄色になりかかった信号の下を構わず突っ切っていく。

「ちょっと、待ってよ!」

慌てて私も立ち漕ぎしながら黒髪のポニーテールがゆれるその背中を追う。
目の前には御所の今出川御門。奥に見える景色は眩しいほどの艶やかな新緑の木々が折り重なるように列なっていた。
 
「咲希ぃ!、自転車は降りて押すってば!」
 
「わかってますってば」

 咲希が急ブレーキをかけると後輪のタイヤが滑って御苑のじゃり道を大きくえぐった。

「ほらぁ、そういうのがあかんねん」

御所は久しぶりだった。隣接して南北に伸びる烏丸通りや今出川通りを毎日のように通るけど中まで分け入ることはあまりなかった。
自転車は押して歩かなければいけないというのもあったのかもしれない。
 
 (御所を自転車なんかで通ったらあきまへん。天子さんのお住いをタイヤの痕で汚すなんてもってのほかえ)
小さい頃から大人たちに言い聞かされてきた教えみたいなもんが羅羅には染み付いていたから。
 
 
「羅羅ならではの律儀さやな」

距離を置いて前をさっさと歩く咲希の呟きが5月の涼風に乗って聞こえてくる。
 烏丸通りの車の流れが信号で止まると遠くで祇園囃子の鐘の音も微かに聞こえた。祇園祭まではまだ1ヶ月あまり。けれど京都市内はフライング気味にもう祇園祭一色だ。
祭りが始まるまでの一ヶ月、通りから路地裏迄あちこちに響くコンチキチンの稽古の調べを京都人は京都人にしか分からない特別な高揚感を持って耳を傾ける。京都に住まうという幸せを五感で感じながら京都の暑い夏は過ぎてゆく。
 
 
 
 
「うそ!羅羅の実家って、あの伊佐倉酒造なん!?」
 
 食べていた抹茶パフェのクリームを吹き出しそうになりながら咲希は目を丸くした。
 
 最近できた御所内の近衛邸跡の笹屋伊織
カウンター席からガラス越しに見る御所の深々とした新緑の青さが目に染みた
 
 
「あのって…… そんなに有名なん?」
 
「有名っていうか、業界ではそうだよ」
 
「うちのお店には伊佐倉のめい柄はけっこう並んでるもん」
 
「そっかぁ、咲希んちは居酒屋だもんね」
 
母の実家が酒蔵という話をしたのは咲希が初めてだった。別に隠してる訳じゃないけど私の中ではお酒というイメージを肯定的に捉えられなくて何かそこに後ろめたさみたいなものを感じているのは確かだった。
 
母自身が実家の話をあまり口にしないというのもあった 。
実家の話を避けていると言うよりあまり突っ込んでは語らない
自分の家なのに俯瞰で見ているというか。。
 
 
「そうだ、夏休み一緒に行っていい?帰るんでしょ実家」
 
「そのつもりやけど」
 
「じゃあ連れてってよ。一度酒蔵って見ときたかったんだよね、二代目としては」
 
 
 
洞院咲希。羅羅とは高校時代からの親友で今は共に京洛女子大に通う四年生。
同学年だけど高校は留年してる為、羅羅よりはひとつ年上になる
実家は京都市内に複数店舗展開する居酒屋チェーン店で兄弟や姉妹はおらず一人娘。高校時代から店を手伝っているせいか物腰や言葉遣いは  世間に熟れてるアラサー女の雰囲気を漂わせている。
 
 
「決めたんやて。もう継ぐって」
 
 「うん。まさかやったけど。そうなるみたいやわ」
 
 「なんやえらいひとごとみたいに聞こえるけど」
 
 「成り行きやから。高校の時やったら店継ぐ人生なんて思いもせえへんかったし」
 
 「木屋町の女豹、洞院咲希が居酒屋の女将やて、界隈ではえらい騒ぎやろな」
 
  「女豹て……」
 
 咲希の口角が上がって小さな吹き出すような笑い声が漏れた。
 
そんなん面と向かって言われたことないわ
 
いいや、みんな言うてたし」
 
「 言われたことないし」
 
 
 でもそれは嘘じゃないかもしれない。言われてる事は知ってても彼女に面と向かってあんたは木屋町の女豹だなんて、そんなさぶい子が居たとは思えない。
ただ彼女が女豹と評されるその所以は界隈の誰もが知っていた。
 
 
 「どっちにしても女豹やて。かっこええにも程があるわ」
 
はいはい、その話はもう終わり終わり。木屋町の話されたら、なんやお尻がこそばゆうてかなわんわ」
 
 
 咲希は祇園の先斗町で産まれた。実家は江戸は寛政の頃から代々続く老舗の置屋まる吉。女将は祖母の宵松で母は芸子の小宵。
 小宵は客と良い仲になり咲希を産んで駆け落ち同然のようにして祇園を離れた。まだ一歳にも満たなかった咲希は祖母であるその宵松に育てられた。
 
置屋は代々女系がその代を継いでいくもの。娘が居なくなった置屋まる吉は当然のごとく宵松の孫である咲希が継ぐのが自然な成り行きだったのだが。
 
「けど世が世なら祇園の売れっ子芸妓やったはずのあんたが、今や京都有数の居酒屋チェーン店の社長さんとはなぁ」
 
 「しゃあないやろ。お父はんはあんな人やし、家にはぜんぜん帰って来はれへんし」
 
唇を尖らせ、ぷっと頬を膨らませたその咲希の横顔にはまだ少女のような面影があった。ぷくっと膨れたその桜餅のようなそのほっぺに愛おしさが弾けて堪らず人差し指でムニュっとつつく。
 ウーっと小さく唸って歯をむき出しにして甘噛みで返してくる咲希。
顔を見合わすと堪えきれずに一緒にぷっと吹き出した。
 
「平和やなうちらは」と咲希
 
うんかふふんか分からない吐息が漏れた様な声で頷くわたし。
 
 母に似たのか祖母の宵松に似たのかその咲希の端正な横顔を見ながら思った。
何があっても子のことだけは一生の友達やと……
 
 






 
 
 
         𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・𓂃𓈒𓂂𓏲
 
 
 
 
 
続きですけど、
脳内でイメージしてるプロットでは
羅羅は咲希の力を借りて母の沙羅の過去を探す旅を始めます
愛する母の積年の呪縛を取り除きそのアイデンティティを取り戻す夏休み
日頃はインドア派で行動力もなく流されて生きてる様な羅羅だけど
いざとなったら後先なく突っ走って周りが見えなくなってしまう
そんな羅羅を諌めながら励ましながら時にはお尻を叩いて背中を押す咲希
そんな二人の京女の友情も絡めながらほっこり泣いてもいただきながら
物語の核心を紐解いてゆく
そんなような下りを考えてます。

でも初めにも言いましたけどこのブログはあくまで女性アイドルジャンル
小説を書くにしてもいわゆるアイドルの妄想系のお話しか許されないと思うので
ここでの更新をずっと続けるのは難しいのかも

以降はおそらくアルファポリス、もしくはエブリスタのコンテストに投稿することになると思うので、良ければそちらでご覧いただければ。。
ゆいはんやぱるるやAKBの小咄をちょこっと前説で書いて
更新の小説を触りだけ載せて、あとはエブリスタでどうぞみたいな
そんなちょっとずるい展開もありかもですけどねww。。🤭

ではでは、ここまで長文読んでいただきありがとうございました🙏💕

 



            𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・𓂃𓈒𓂂𓏲☆.・