【「テンペラ画」を腐らせた女だって充分”あやしい”】 | かわむらともこの「しなやか」な生き方ブログ

かわむらともこの「しなやか」な生き方ブログ

ともこ流の
柔軟だけど芯はブレない
「しなやか」な生き方に
ついてゆるふわに語るブログです。

 

先日、東京都美術館に「吉田博展」を観に行きました。

 

先日書いたブログ【吉田くん】


 

その際、美術館の入り口でこのチラシを目にしました!!

 

 


ひゃだ❤️

呼ばれてる❤️❤️❤️



ヒロシ・ヨシダの余韻そのままに

さて、次はいつ美術展行こうかなぁ〜🎶


となりました。




えぇ。

そこまで楽しみでしたアタクシ。




なんなら最近はコロナ禍もありまして

予約チケット購入して行く制度になってますよ。



えぇ。

予約チケットも買いましたよ。




なのに。



なのにさ、




当日、当たり前のように東京都美術館に

行きました。



「あれ〜。看板とかないなぁ〜。」って



館内をウロウロして

制服着てる方に



「この『あやしい絵展』はどこでやってますかねぇ?」




と聞いてみました。




そうしましたら




「えー、少なくともココではやってないですね。」




って返ってきました…。




えっ???



(チラシ拡大図)






ホンマやっ!!!




ビックリし過ぎて腰抜かしそうになりました。



何十年東京近郊に住み、数多くの美術展を

観に行ってるんだ、っちゅーの。


東京って名がつく美術館は都内に五万とあるっちゅーねん。



絶対、人には美術展エキスパートとは

話せません。



そうです。



私のレベルが分かってきたでしょう✨(←何の自信???)







そうだね。

やっぱり看板あるよね。



さ、何もなかったことにして中に入りましょう🎶




入ってすぐの場所にリアルなお人形www



東京タワーの蝋人形の館かwww



いきなりあやしい💦



この美術展、なんと除外エリアがありながらも

「お写真どーぞ」の美術展となっております。



ただ、このコロナ禍と美術展という場所柄

スマホの写真「カシャーーーーッ」っという音が

あまりにもドデカホンで館内に鳴り響くもんで

写真撮っていいのに悪いことしてるような

気持ちになってあんまり撮る気にならなかった

チキンの私は清く正しい関東の淑女なのさぁ😂



(慌てふためき館内の床を撮影しとる小心者)




なんやキャッチーな名前の展覧会だからなのか

マスクして会話もないところなら感染症も

大丈夫なのか、という思考からなのか

美術展は入場に規制の行列も出来るぐらいで

中に入ってもまぁまぁ密かしら?というほどの

大入りでした。



(もし美術展行くつもりなら予約チケット必須です)




コロナとか関係なくフツーに

人混み苦手なので密な箇所は少し足早に。



あとで図録見るわ。となりました😅




(今回の美術展で私の中の「あやしいNo.1」)



今回のこちらの展覧会のコンセプトを

「あやしい絵展」ホームページより抜粋してみました。





ハイ。

私の大好きなテーマだらけですねラブ



素直に美しいものももちろん好きなんですが



・グロテスク


・エロティック


・退廃的


・神秘的


・ミステリアス



いずれの言葉の響きに対して

恍惚としてしまう人の心理とは

一体どんなものなのでしょうか。



私が大学で美術を専修したいと思ったきっかけは

高校の世界史の授業中に回ってくる史料が

とても魅力的で面白かったからです。



え、コレこんなおもろいのになんで授業で

サラッとしか扱わないの???と。



真面目一辺倒で高校生まできてしまった私に

更に衝撃を与えたのはX JAPANの存在でした。



YOSHIKIの音楽の世界観ってサイコー✨



中島みゆきさんの「悪女」をアコギで

かき鳴らし、

X JAPANの「WEEKEND」のイントロを

エレキギターでかき鳴らし、



でもめっちゃシャイがゆえに

家の中で独り趣味に興じる私が



たどり着いたのがココでした。







「芸術新潮」オモロー✨✨✨



こんなアートを興じる世界があることに

触れた時、鳥肌が立ちました。



サイケデリックバイオレンスクライムオブビジュアルショック



こうしてそのまま表向きは史実に即した

美術史を学びながらも

へんてこりんなパラレルワールドに

転がり込んで行きました。



尾崎豊さんの世界観とかもグッときますよね。



「破滅の美学」とか




山田かまちさんの「17歳のポケット」にも

ハマりましたよ。ハイ。



なんなんですかね。



中2病の延長のまま、情熱が今だ胸に燻る。

そんな感覚なのでしょうか?



高校生の頃の好きな小説が

谷崎潤一郎さんの「痴人の愛」だったし



村上龍さんの「コインロッカーベイビーズ」の

世界観もハマったし



そんな現実をほんの少しずらした別の側面の

世界観を絵や文字や音楽にして私の空想を掻き立てる

感覚がものすごーーーく楽しいティーンエイジャー

でした。



私だけがヤベェのかな、と思ってたけど

当時の美術史専修の教授だった丹尾安典先生が

授業中に嬉しそうに私が手にして衝撃を受けた

あの芸術新潮を紹介してて



「なるほど。私は来るべくしてココに来たんだな。」



と理解しました。




もちろん王道の歴史に即した「美術史」もあって

それっぽく勉強もしてきたし



博物館学芸員資格取得にあたっては

「美術品」や「骨董品」を扱う

お作法なんてものも学んできました。



いくらそんなことを学んでも

「天才」の気持ちは読み取れないし

そこがまたたまらん魅力なのだ、という

ことを思い知らされた4年間でした。



もし、「あやしい絵展」に行かれるのであれば

確かにある程度時代背景などが分かっていると

何にインスパイアされてこの絵にたどり着いたか、

など読み解くこともできますが





まさにこの一言につきますな。




今、密かにアート市場が投資市場として

盛り上がりを見せていることを

金融教育のグループセミナーで

知りましたが



だとするなら私はセカンダリーマーケットよりも

プライマリーマーケットの方が面白いと

感じてしまうのは




まぁどんだけお金だけではない価値に魅力を

感じる仕様になってるんだ、という話ですが




急に話は飛躍しますけど




堅実な人は数値や統計学、マーケティングなどを

ガッツリ学んで臨んでくだされ。



もし、そのような環境下に置かれてる方が

あられました際は



なーんにも考えずですね、

展覧会やコンサート、映画、

今一番私のおススメは「歌舞伎」なんですが

【感じろ】をしてみることを超絶おススメしております。



そしてそして、

この展覧会は「女性」が描かれた作品が

非常に多いです。



それについての考察は会場内にも少し

書かれているのですが



なぜ「あやしい絵」のモチーフに「女性」が

描かれるのか。



あなたなりの視点で観てみる。



コレも、また本展覧会を楽しむ一興に存じます。



題名にした内容について触れようと思いましたが

ちょっとお時間がないようです笑笑



またの機会に話せたら話しますねー。



それでは。

もしよろしかったら

「あやしい絵」展、


足を運んでみてくださいねー。


ではでは。