先日書いたようにルイ・ジョーダンの魅力に改めて気づき、これはもうちょい深めないといけないなと、JSPレーベルの5枚組ボックスを本腰入れて聴きだしている。1938~50年デッカ時代の、ルイ全盛期の音源集。とりあえず近日スタートで「ルイ・ジョーダンを聴く」シリーズを書こうかなと思うぐらい個人的には盛り上がっている。需要はあるか不安です笑。どうぞよろしくお願いいたします。
ルイの音源を聴きつつ、ルイが活躍しだす1930年代後半~40年のアメリカ黒人音楽も同時並行で聴いている。昨日は主にジャズ。カウント・ベイシー、ホット・リップス・ペイジ、ラッキー・ミリンダー、アースキン・ホーキンス、ファッツ・ウォーラーなど。歴史の勉強っぽくなって面倒かもしれないけど、あるミュージシャンを極めるにあたり、当時の音楽はこんな感じだったんだという大づかみな理解はやはり大事。大づかみにしとこうと思いながらも聴いてるといろいろ発見が出てきて、寄り道してしまうという弊害もあるが笑。「うわ、この人こんな凄かったけ!?」みたいな驚きにちょいちょい出会う。
昨日聴いたなかでめちゃくちゃ良くて驚いたのがファッツ・ウォーラーだった。イギリスPROPERレーベルから出ている4枚組ボックスの一枚。
音源は1935~38年。 “ファッツ・ウォーラー・アンド・ヒズ・リズム”という名義。トランペット、サックス(またはクラリネット)、ピアノ、ギター、ベース、ドラムという6人編成。
ピアノとヴォーカルはもちろんファッツ・ウォーラー。音楽の基調はこの時代の音、ジャイヴとスウィング。ユーモアと洒落っ気が全開で、ファッツのヴォーカルそしてアル・ケイシーのギターが、こういう表現しかできなくて申し訳ないが、ほんと“いい感じ”なのだ。
そして印象的なのがファッツのピアノ。高速で弾くストライド・ピアノ。力強い打音で、メロディアスで一音一音が美しく、よく歌う。ジャイヴっぽい音にこの華麗なピアノが入るってのがなかなか新鮮で、ファッツ・ウォーラーだからこその音楽だなと思った。
取りあえず、ファッツ・ウォーラーはどうもすごい人らしいってのが自分の中で強く実感できた。「ファッツ・ウォーラーを聴く」というシリーズもありですね笑。(後藤敏章)
