ようこそ、わが家へ #1 | Double Feature

Double Feature

今、嵌っているもの。
ずっと好きなもの。
思っていること。
考えていること。



冒頭、わずか数分でストーカー犯と遭遇するとは思いませんでした。


最初は家族とのほのぼのシーンがあって、ストーカーは後半かなあなんて思ってたので、


いきなりのハラハラドキドキでしたね。


ひきつけられました。



何が良かったって、相葉さんの演技ですよね。


だって、見てる視聴者は相手がストーカーだとわかっているけれど、


ドラマの中の健太くんは、ニット帽の男が


「自分をつけてきた」のか、「たまたま同じ方向に帰る」のか、わからないわけで。


疑い深いけれど、もしかしたら違うかもしれない。


そんな思考が入り乱れている様子が、凄く良く表現されていたと思います。




その夜を境に始まったいやがらせも、


見ている者は簡単に「警察呼べ」「防犯カメラをつければいい」とか思うけど、


実際に自分の身に起きた場合、


もしかしたら1回だけかもしれないし、明日はされてないかもしれない。


しかも、被害も花とかサドルとか、金額的にも低いし。


それに普通の人には、警察に相談するってハードル高いですよね。


やっぱり警察に行くって、すごい身体の危機を感じた時とかだと思うし。


だから、戸惑いながらも何もできない倉田家の様子ってすごいリアルだと思うのです。




ラブストーリーの多い月9枠で前クールのドラマが「デート」、


「ようこそ、わが家へ」というタイトルと、主演相葉雅紀ということで


ほのぼのラブストーリーを想像していた人が多かったようで、


ツイッターでもその落差に驚いている人が多かったですね。


でも、見てくれた人には評判がいいようなので、これから話題になるドラマだと思います。


それに今のところ最重要容疑者であるニット帽の男が


役名も演じる役者さんもまったく明かされていない(しかも、思わせぶりなタイトルバック)


これだけでも話題沸騰で、解読しようとがんばってる人もいましたね。




そしてやっぱり相葉さんが良かった。


家族に対するぞんざいな態度とかが、本当の家族のようだし、


仕事がうまくいかないことに対するイライラとか、


本当に等身大の男性として劇中に存在していました。


そして、相葉さんはじめ倉田一家が、リアルに存在する家族に見えれば見えるほど、


ストーカーに追い詰められていく様子が見ていて苦しいし、


また、応援したいと思うのです。



とにかく、今回のこの作品で、監督共演者の方々がおっしゃっていた


「俳優相葉雅紀」の魅力を、存分に楽しめるのではないかと思いました。


また一つ、相葉さんに大きな財産ができたと思うと同時に、


私たちファンにとっても、大切な作品になると思います。