多分、最後になるであろうデビクロくんを見てきました。
冬休みになって、新作がどんどん公開されて、上映が朝1回となっていましたが、
クリスマスを越えても上映してくれて嬉しいです。
今だから言えますが、最初、映画原作が「デビクロくんの~」という小説だと聞いて、
他のメンバーの映画原作と知名度があまりに違うなあと思いました。
正直、原作者の他の小説も読んだことがなかったし。
しかも、発売されたのも発表の1ヶ月前ということで、
あきらかに映画化ありきの原作なんですよね。
まあ、そこらへんの事情はよくわかりませんが、
映画の宣伝が始まっても、ストーリーそのものよりも
「デビクロ」くんというキャラクターを前面に押していて、
原作を読んだ私でも、いったいどんな内容なんだろうかと、
ちょっと不安に思うこともありました。
まあ、デビクロというキャラクターとアニメが
裏目に出た部分も無きにしも非ずかなあと思います。
アオハライドとかの予告を見ても、
もっとラブストを前面に押し出した予告でも良かったのではと、本編を見た今なら思います。
だって、本編は本当に正統派なラブストーリーだったので。
デビクロくんは5回、劇場に見に行ったのですが、私としては最高記録です。
もちろん、相葉さんを応援する意味もありましたが、
何よりも、単純に光くんに逢いたくなるんですよ。
人が良くて、強く出れなくて、ちょっと頼りない、あの光くんがとても愛しいのです。
最初はどうしても光くんや杏奈目線で見ていたのですが、
今回はソヨンと北山サイドから物語を見てみました。
ソヨンと北山から見ると、杏奈は最初から光くんの「彼女」なんですよね。
落ち込んだソヨンを、光が秘密の場所に連れてきたときに、
「この場所は杏奈も知っている」という光くんに対して、
ソヨンは、「杏奈は光の大切な人?」と光くんに聞きます。
光くんは、それを肯定するんですよね。
光くんとしては、恋愛感情とか関係なく、杏奈は大切な人だからそう答えたけど、
北山との関係に悩んでいるソヨンの言う「大切な人」とはもちろん恋人のこと。
ここでソヨンは杏奈は光くんの恋人と認識したと思うのです。
そして、北山。
連載が休載になって、心配して電話してきた光くんに折り返す場面で、
その直前の杏奈の様子が気になってた光くんの電話での第一声が
「あんな!」じゃないですか。
北山は多分大学時代から杏奈のことを聞いていると思うし、
まあ、付き合いが続いているんだろうなあと北山は考えると思うのです。
そして、最後の点灯式の場面。
あの時の光くんはもう、杏奈しか眼中になかったこともあり、
ソヨンと北山からみれば、杏奈ちゃんと何かあったの?と思ったでしょうね。
北山にしてみれば、「杏奈ちゃんとは会ったことはないけど、
学生時代から話はよく聞いていたし、あの光がこんなに必死になってるんだから、
よっぽと大切な人なんだろうな」と思うだろうし、
ソヨンは、「杏奈の留学が決まって、光と杏奈にも行き違いがあったのかしら。
でも、光がこんなに必死になっているから、きっと大丈夫よね。」という感じでしょうか。
ソヨンと北川サイドからデビクロくんという物語を見ると、
幼馴染で恋人だった2人だけど、1人でフランスに留学に行く杏奈と、
ちょっと意見の違いでケンカになったであろう光が、
杏奈が出国する前に、仲直りするために奔走する話なんですよね。
デビクロくんは、光くんが主役だけど、男女4人の物語でもあるわけで、
どうしても光くんと杏奈視点で見ることが多いけれど、
こうして視点を変えると、また違う物語になるなあと。
日程的に、もう映画館の大きなスクリーンで光くんに会いに行くことはできないけれど、
次はDVDが発売されて、我が家で光くんに会えることを楽しみにしています。