前の記事では、Personだけだったので、今回はFrauの感想を。
鮮やかな女性モデルが飾る女性誌の表紙の中で、ひときわ目立つモノクロの相葉さん。
白黒の写真ってカラーよりも、顔立ちとかスタイルとか際立ちませんか?
色っていう要素がなくなった分、より素材の良さが浮彫になるのでしょうか。
相葉さんのモノクロのグラビアは、大好きです。
カラーよりもシャープになって、きりりと男らしい。
それでいて、カラーになると優しい印象になるから不思議。
今回一番好きなのは、体育座りしている写真。
横からのアングルなので、足の長さが堪能できます。
テキストも、Personに比べて優しい感じ。
「伝統」「故郷」では、地元や家族をとても愛していることが伺えるし、
「家庭」では、自分が思うパートナー像について語っています。
結婚相手とか、奥さんになる人でなく、「一緒になる人」「一緒にいる人」っていう言い方が、とても相葉さんらしいと思う。
相手を尊重する言い方。
そして、いつも言っている「ひがみや嫉妬は要らない感情」という言葉。
「嫉妬をバネに出来ない。そんなに気持が強くない。」と言っているけれど、
怒りや嫉妬にまかせて行動するよりも、それを出さずにフラットでいる方が、
よほど難しくて気持が強くないといけないと思う。
相葉さんの言葉は優しい、けして難しい単語は使わない。
こうしたインタビューの時に、あえて難しい言葉を並べたり、斜めからの視点で語ってみたりして、
「俺ってすごいでしょ。」感を出している人がいるけれど、私はそれで頭がいいとは思わない。
いくら自分がわかっているつもりでも、読む人全てがその言葉を正確に理解してくれるとは限らない。
カメラマンやインタビュアーの向こうにいる大勢の読者すべてが、
自分の言いたいことを理解できるように話すのがインタビューだと思う。
相葉さんは、難しい単語を使うわけではないけれど、その言葉はこうして心に響く。
人の心を慮る力は、確実に後者の方がある。
そして、本当に頭の良い人とは、自分だけなく他人の気持をくみ取れる人だと思う。
相葉さんは、社会人としての頭の良さを持っている。
会社に入ってくる新人が、一流大学を卒業しているから使えるかといえば、
必ずしもそうではないことは、社会人経験者なら皆知っていること。
学校の勉強が出来ることと、働く人としての能力があることは違う。
いつかの「嵐ちゃん」のダービーでも、女性起業者で社員にしたい№1に選ばれてましたよね。
学校の成績ももちろん重要だけど、
やはり重要なのはこうした社会人しての頭のキレ、回転も速さだと思います。
この前、高校生の娘が「ママに、学校は勉強するところじゃなく、
友達を作るところだと言われたのはよく覚えている。」と言ってました。
テストで100点をとっても、人間関係が辛かったら学校には行けないけど、
テストが赤点でも友達がいれば学校は楽しい。
良い友達が出来れば、その学校生活は成功だと思う。
これは、母親としてはダメかもしれないけれど、私は間違ってはないと思います。