さくさく読書日記-ワンダー3

今朝の金環日食、無事見れましたー。

いつもなら既に出勤している時間なんですが、

今日はマンションの非常階段から日食を観測して、

いつもよりちょっと遅めに家を出ました。

ドリカムファンの私としては、これは見ておかねば・・・と、

かなり前から思っていつつ、本屋さんなんかの店先で日食メガネが売ってるのも

ずっと前から見てたんですが、まぁ、ギリギリのタイミングで大丈夫でしょうなんて

余裕かましてたら、近所のドンキは売り切れ・・・予想外の出来事に焦りつつ、

本屋さんを数軒ハシゴしてやっとゲット。

今朝は、5時に起きて、お弁当作って、さらに身支度を整えて、

日食が終わり次第すぐに家を出れるように準備して観測。

だんだん太陽の形が変わっていく様には、思わず「すごーい」と

声を上げてしまいました。

そして、金環日食が完了したときには、鳥肌が立ちました!!

アタマの中は、♪2012年の金環食まで待ってるから そうよ太陽の指輪♪って

ところが何度もリピート!!

ドリカムの「時間旅行」を初めて聴いたのは、学生のときで。

その頃は2012年なんて果てしない未来だと思ってたのに、

まさか実際に2012年にこうして金環食を見てるなんて・・・。

そんなことを思いながら、家を出ました。

世紀の天体ショー、雲行きが怪しくてちょっと心配でしたが、

バッチリ観測できて本当によかった!!

思い出になります。

写真は、「時間旅行」が収録されているドリカムの”WONDER3”。

初期の、名曲揃いのアルバムです。


さくさく読書日記-ねじまき鳥クロニクル

以前挫折した、村上春樹さんの長編小説。
題名からしてフシギな感じ。
前回は1巻まで読み終えてギブアップでしたが、
今回はなんとか読了しました!!


弁護士事務所で働いていた「僕」は、仕事を辞めて日々家事を営んでいた。

妻の「クミコ」は、雑誌編集者として働いており、二人の結婚生活は概ね平穏に

過ぎていた。

だが、飼っていた猫の失踪をきっかけに何かが狂いだし、ある日クミコは

僕に何も言わずに家を出てしまう。

僕は奇妙な人々との邂逅を経ながら、クミコの失踪の裏に彼女の兄

「ワタヤノボル」の存在があることを突き止める・・・。


3巻にも亘る長編小説。

1巻のサブタイトルが「第1部泥棒かささぎ編」、それ以降、

「第2部予言する鳥編」、「第3部鳥刺し男編」となっており、

なんだか意味がわからない・・・。

主に、主人公の「僕」が失踪した妻「クミコ」を捜し求めて、

その途中にいろんな、かなり奇妙な人々と出会いクミコ失踪の謎を

探求していく・・・みたいな感じなのですが、

戦時中のむごたらしい話あり、生々しい性描写もあり・・・ちょっと軽く読めるような

内容ではありませんでした。

だから前回は挫折してしまったのかも。

前回から継続して印象深いのは、戦時中の拷問で、人間の皮をはぐという話。

読みながらイヤでも想像してしまい、具合が悪くなりそうでした・・・。恐ろしい・・・。

貸本屋さんで借りるときに、貸本屋さんのお姉さんに、どうすれば挫折せずに読めるか聞いたところ、

「いろいろ伏線もあるんだけど、結局あとに繋がらないものもけっこうあるので、そのへんを見極めながら読むと、

さらっと読めると思う」というアドバイスだったので、それを意識して読みました。

おかげさまでなんとか読了できました。


村上春樹さんの小説は奇想天外なお話が多いのですが、

たぶん、そういう形で強く訴えたい何かがあるというのは

すごくよくわかります。

ただ、残念なことに、私の力不足で深いところまで理解することは至難のワザですが・・・。

今回のこの本も、村上さんが訴えたいことはイマイチわからなかった・・・。

何度か読むうちに紐解けるのかもしれません。

しばらくしたらまた読みたいです。







さくさく読書日記-壬生義士伝

会社の仲良しのおじさまと浅田次郎の話で盛り上がり、
盛り上がりついでにこちらの原作を貸してもらいました。
・・・が、時代劇音痴の私。読み始めてはみたものの、
情景がまったく思い浮かばず・・・。
先に映画を見たほうがいいと判断し、GW中に借りてみました。


幕末の京都。

壬生で産声をあげた新撰組は、表向きは得意絶頂だったが、

内部では崩壊が始まっていた。

倒幕勢力が日に日に力を増し、新撰組も各々の思惑に揺れていて、

脱退する者も出始めていた。

局長の近藤勇も一目置く、齋藤一はそんな状況を皮肉な目で眺めていた。

ある日、盛岡の南部藩出身の吉村貫一郎という、

ひときわ腕の立つ男が入隊する。

純朴な外見に似合わず、その腕前は何人も人を斬ってきたものだった。

大儀のためには己の命をも顧みない隊士たちの中にあって、

恥ずかしげもなく命に固執し、さらには何かにつけてお金に執着する貫一郎の姿は、

異彩を放っていた・・・。



浅田次郎作品ファンなのに、この原作は時代劇、しかもニガテな幕末モノということで、

なかなか手にしなかったのですが、オススメしてくれたおじさまに感謝です。

DVDも気になりつつ、手が出なかったので、どちらも見る機会を与えてもらい、

よかったです。

映画の主人公は中井貴一さん。そして、ライバル役に佐藤浩市さん。

もう、この二人だけでも豪華なのに、脇を固めるのは、堺正人さん、

中谷美紀さん、さらには夏川結衣さんと、とても豪華なキャスト。

中井さん演じる貫一郎が、とてもいいんです。

地元・南部藩では藩校の先生を勤め、教養もあり、剣もめっぽう強く、

周りから尊敬されてた武士だったのですが、
他藩なら出世を極めるはずの人であろうに、貧しい藩ゆえ、

家族を食べさせられないほど困窮しており、
とうとう貧しさに耐えられず、脱藩して新撰組に入隊します。
故郷を誰よりも愛し、そして家族を愛し、それゆえに脱藩しなくてはならないなんて、

まさに断腸の思いだったに違いありません。
そんな背景があるゆえに命を惜しみ、お金に執着する・・・

仲間からは守銭奴と陰口を叩かれてしまう・・・。
普通にイメージする武士とはちょっと事情が違います。
対する佐藤さんは、「いつ死んでもいい」的な、

けっこう投げやりなお侍さんを演じてます。
いつも冷静なんだけど、その奥にある優しさに、

中井さん演じる貫一郎は気付きます。


貫一郎がいちばん口にするセリフが「おもさげながんす」。

「御申し訳のないことでございます」という意味だそう。

罪人の首をはねるときもこのセリフを口にします。

食べるために人を斬る、自分が生きるために人を斬る、妻子に届ける金のために

人を斬る・・・そのたびに「おもさげながんす」が出ます。

この言葉、すごく耳に残ってしまった・・・事情を知らないのであれば、

「お金に固執してイヤな感じ」と思ってしまうのですが、
強い望郷の念と家族への思いが、ところどころに描かれているので、

「おもさげながんす」という口癖がまた切なくなり、聞くたびにウルッとしてしまいます。


DVDを見たあとはもう、涙ダラダラです。

物語の背景もじゅうぶんわかったし、早速原作読んでみます。