メディカルアロマ実践塾 double drops

菊地 裕子 です。

 

オランダの医療現場で行われているクリニカルアロマケア

のセミナーレポートシリーズです。

 

アロマケア1では

嗅覚に働きかける認知症のケアをレポートしました。

 

アロマケア2では

痛みを緩和するハイドロセラピーをレポートしました。

 

アロマケア3では

ガン治療時における口腔・食道の炎症緩和のためのクリニカルアロマをレポートしました。

 

 

今回はガン治療時における吐き気です。

 

 

 

ガン治療時の胃の不快症状・吐き気

ガンの薬物療法や化学療法は、吐き気を伴った胃の不調を感じることも多いです。

 

そのため吐き気どめの薬物投与を受けることも多いですが、

それでも収まらないこともあります。

 

吐き気の予防と治療にもアロマテラピーの介入ができます。

 

*方法*

インヘーラーかアロマパッチによる吸入

 

使用する精油

○ジンジャー(CO2抽出)

ジンゲロールとショウガオールが5-HT3とNK1に影響を及ぼし、

抗ヒスタミン作用と胃腸の蠕動運動を促進する働きがあることが分かっている。

(この成分は水蒸気蒸留された精油には含まれていません。)

 

○ペパーミント

薬品や偏頭痛による吐き気に有効という報告がある。

 

○レモン

手術後の吐き気に対する有効性が報告されている。

 

○カルダモン

術後の悪心に対する有効性が報告されている。

 

○スパイクナード

中枢神経鎮静効果が高い。

 

 

 

呼吸困難

患者さんが呼吸が苦しいと感じていても、体への酸素供給量が足りている場合もあります。

酸素血中濃度を測定して、医師の指示を仰ぐこと。

 

*アロマケアでできること*

粘液溶解

去痰

抗炎症

抗ヒスタミン

抗菌鎮痙

不安軽減・リラクゼーション

 

これらの作用を持つ精油をインヘーラーやアロマパッチで使用する。

 

 

 

こういう症例があるとね

アロマテラピーは補完療法として、ちゃんと使えるのだとわかりますよね。

 

実際に日本の医療現場で使えることはそうそうないでしょうけども

 

メディカルアロマテラピーをしている人にとって

臨床例を知ることは、とても勉強になるのではないかな?

 

と思います。

 

ご自分の知識と照らし合わせて

セルフケアに活かしていくこともできますしね!

 

 

アロマテラピーの精油は濃縮されている分、変化を起こしやすいので

何かの症状に素早い対応を求めたい時にも向いています。

 

 

ということは、

使い方によっては危険を招くこともあるということです。

 

体のケアに使いたいな、と思った時は

安全な使い方を勉強してからにしてくださいねニコニコ

 

 

 

シリーズの過去記事はこちら

オランダ 医療現場で行うアロマケア

「臨床アロマテラピーセミナーレポート 1」

医療現場で行うアロマケア 1 (オランダ)

医療現場で行うアロマケア 2 (オランダ)

医療現場で行うアロマケア3 (オランダ)

 

 

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