メディカルアロマ実践塾 double drops
菊地 裕子 です。
オランダの医療現場で行われているクリニカルアロマケア
のセミナーレポートシリーズです。
アロマケア1では
嗅覚に働きかける認知症のケアをレポートしました。
アロマケア2では
痛みを緩和するハイドロセラピーをレポートしました。
今日はガンケアのためのクリニカルアロマです。
このテーマは
去年のナード主催のドミニク・ポドゥー氏のセミナーでも取り扱っていましたね。
ガン治療時における不快症状を和らげるのに
香りによるセラピーは効果的だということの現れなのかもしれません。
ガン患者に対応する時の注意点
・既に多くの薬を服用し、複数の治療を受けている。
・皮膚はより敏感(乾燥気味)になり、軌道と粘膜バリアも敏感になっている。
・感情面も敏感になっている。
・化学化合物を分解するのに時間を要する
抗ガン剤治療、放射線治療、腫瘍摘出手術などを行なっているため
体力も免疫力も、肝臓や腎臓の解毒能力も落ちています。
今の状態でアロマトリートメントができるのか
香りを嗅ぐ方法(パッチ、インヘラーなど)のみが良いのか
患者さんの状態をきちんと観察することが大切です。
口腔・食道ケア
患者の何割かに、口内炎や口内感染症、食道の炎症が見られる。
放射線治療の影響や、嘔吐が多いために
口腔や食道に炎症や痛みが発生しやすくなります。
そのため、食事や水分が取りにくく、脱水を起こしたり、体力も低下します。
そこでマデレインさんは
口腔と食道の炎症を抑えるためのアロマケアジェルを使っていました。
食用のアロエベラジェルをベースに
シーバックソーンパルプのCO2-total
カレンデュラのCO2-total
などを加えています。
これは日本で応用できるのかな?と思って調べてみたんだけれど
食用のアロエベラジェルがまず、見つからないです。
果肉を潰してジェルベースを作ることもできるけれど
味が問題かもしれないですね。
CO2-totalも入手困難。
シーバックソーンはサジージュースで代用できるかな?
カレンデュラはチンキかな?
ともかく、そのジェルを口の中に塗り広げたり、
凍らせてアイスキャンディーにして食べたりするそうです。
粘膜を保湿して保護し、炎症を緩和させます。
早めに症状を治めて、口からものを飲み込めるようにケアしていきます。
どれも、その植物が持つどんな作用を利用したいかによって
代替の方法が探せるかもしれませんね。
濃いめのハーブティーでアイスキャンディーも作れそうだな!
こんな風に植物療法は原材料が
食べられる植物であることも多いです。
そうすると、口の中や飲み込んで使うこともできるので
知識も持っていると何かの役に立つことも多そうですよね。
ガンケアではなくても
お子さんの発熱時や胃腸風邪のケアにも使えそうです。
食欲がなくても、水分補給は必須ですものね。
炎症を抑えるハーブティーやハチミツなどを混ぜて
ゼリーやアイスキャンディーにしてあげると
おうちでのケアに活かせますね!
(一歳以下のお子さんにハチミツは禁忌です!)
自然療法のケアを知っていると
日常の様々なシーンに応用できて便利です。
ぜひ、取り入れてみてくださいね![]()
シリーズの過去記事はこちら
オランダ 医療現場で行うアロマケア

