トロントで撮影された道行くコート姿の女性。
女性のトレンチコート姿はいい。
理由はよくわからない。
品が良く、頭良さそうにも見える。
「雨のない日は、涙が降るから。 女のトレンチコート」という
サンヨーコートの広告が30年前にあったが、
昔から物語の気配が漂う服だったのだろう。
女性には、膝よりもずっと長めの着丈がいい。
グラマーな女性なら、ベルトを思いっきり締めて、
曲線を強調した着方がいい。
何も考えずに、無造作に着るのもいい。
バーバリーでもアクアスキュータムでもいいけれど、
綿100%のものを選びたい。
着古していい味がでるのは、やっぱり綿100だ(最近の製品はポリエステルが多い)。
しかし、この女性(ひと)はセンスいいなぁ・・・。
手に持っているのはお菓子?
海外でハイネケンのおもしろ広告として人気のあった
ウォークインクロゼットならぬ、「ウォークイン冷蔵庫」編を覚えているだろうか。
ホームパーティで、奥さんの女友達たちが
彼女のすばらしいウォークインクロゼットを歓喜しながら羨む様子が映し出される。
場面が変わり、ハイネケンを一杯に詰めた冷蔵庫部屋を前に
旦那の友人たちがこれも歓喜乱舞するというストーリー。
で、この事後編というか、ご丁寧にも映像ではなく野外広告でやっちゃったのがコレ。
ウォークイン冷蔵庫(Walk-in Fridge)と書かれた中身が空の巨大な段ボールが
ゴミ収集置き場に置いてある。
さも、本当にウォークイン冷蔵庫を買っちゃった人がいるみたいに見せている。
ちゃんとTV広告の顛末を街角で見せるというからスゴイ。実に芸が細かい。
場所はアムステルダムのダウンタウン。ウソもここまでやると大したもんだ。
ただ、TV広告を見ていない人はハイネケンの広告とは思えないだろう。
広告主もよくもまあこういうパフォーマンスに金を出したものだ。
この季節になると、酒売り場にシャンパーニュが並ぶ。
一年でいちばんシャンパーニュが売れる。
でも、シャンパーニュがおいしいのは暖かい季節だ。
ジェームズ・ボンドはジャマイカ、カイロ、インド、地中海など
ほとんどが暑い地域で飲んでいた。傍らにビキニの美女を抱き寄せて
ドンペリーニョンは摂氏3度がちょうどいい、とか言って。
88年~92年くらいまでは世の中浮かれていて、
この季節でなくとも飲み屋のテーブルにドンペリーニョンだけでなく、
ボランジェ(英国名ボリンジャー)・グランダネ、ルイ・ロデレール、
テタンジェ・ブランド・ブラン、GHマムなんて銘柄が並んだ。
価格も安かった。8千円でレギュラーラベルのドンペリーニョンが買えた。
自宅でも、今日はシャンパーニュでも飲もうか、とか言って
宅配ピザの食中酒にしていた。
それがいまやシャンパーニュどころか、スパークリング・ワインすら飲めない。
チューハイのお湯割りか安い日本酒の熱燗。
まぁ、これでもいいかぁ、冬だし。
ここ二日は世間の盛り上がりに反して、ざる蕎麦と安い日本酒の熱燗を静かに飲む日々。
ああ、ボランジェのRDとか飲みてぇー!
つまみはイチゴか白身魚のムニエルで。




