この季節になると、酒売り場にシャンパーニュが並ぶ。
一年でいちばんシャンパーニュが売れる。
でも、シャンパーニュがおいしいのは暖かい季節だ。
ジェームズ・ボンドはジャマイカ、カイロ、インド、地中海など
ほとんどが暑い地域で飲んでいた。傍らにビキニの美女を抱き寄せて
ドンペリーニョンは摂氏3度がちょうどいい、とか言って。
88年~92年くらいまでは世の中浮かれていて、
この季節でなくとも飲み屋のテーブルにドンペリーニョンだけでなく、
ボランジェ(英国名ボリンジャー)・グランダネ、ルイ・ロデレール、
テタンジェ・ブランド・ブラン、GHマムなんて銘柄が並んだ。
価格も安かった。8千円でレギュラーラベルのドンペリーニョンが買えた。
自宅でも、今日はシャンパーニュでも飲もうか、とか言って
宅配ピザの食中酒にしていた。
それがいまやシャンパーニュどころか、スパークリング・ワインすら飲めない。
チューハイのお湯割りか安い日本酒の熱燗。
まぁ、これでもいいかぁ、冬だし。
ここ二日は世間の盛り上がりに反して、ざる蕎麦と安い日本酒の熱燗を静かに飲む日々。
ああ、ボランジェのRDとか飲みてぇー!
つまみはイチゴか白身魚のムニエルで。
