プログラムには出演者の名前と写真、「あなたにとってヒーローは?」という質問に答えるコメントが載っているものの、出演者と役名とをリンクさせる説明が無いため、役名を覚えておりません(^。^;)
タイトルとストーリーに関係はほぼ無いと言って差支えないもので、小学校時代のクラスのガキ大将(?)が、自ら犯した変態的な行為を、それを目撃した転校生(主人公?)に力にものを言わせて押しつけ、目撃者の方の転校生を「変態仮面」と仲間外れにした過去と、現在のクラス会にその転校生がやってきたことに端を発するもめ事という2つの出来事に関しての真相を、主人公やその周囲の人間たちの誤認も含む記憶のレイヤー(層)を1枚1枚剥がしていき真実が明らかになっていくというものだったと思います(^。^;)
その幕間で変態行為の被害者だった女の子の弟が、姉を想うあまり近づく男を排除せんとして出てくる際にヒーローを模したもののどこかいびつな精神を持った、ひきつったキツネのようなマスクを被って出てくるシーンがあったということだけが「ヒーロー」との関連性を伺わせるのみで、タイトルから想像しうる爽快さはどこにもなく、過去でも現在でも主人公がひたすらに苦悩した挙句、最期に主人公がそのもめ事を引き起こした犯人としてどうやら逮捕され裁判にかけられるらしいということが分かるだけでしたヽ(´o`;
ざっくりした感想を言えば公式サイト?にある「コンテンポラリーダンスと演技の調和と創造!」という部分は非常に苦心した跡が伺え「見せ方」も独創性に溢れるものだったとは言え、肝心のストーリーに感情移入が難しく、脚本・演出の方は何を見せようとしたのか、理解に苦しむ作品でした(;´Д`)
そもそも何故主人公はクラス会に参加したのでしょうか?かつてのクラスメートとの楽しい会話が待っている筈はなく、むしろ辛い思いをするだけだという事は、参加する直前の主人公の苦悩の表情からも伺えただけに、意味が分かりませんでした。
作品をどう理解して良いか分からない、言い換えれば「いろんな見方が出来ます」というように解釈を観客に丸投げする作品はどうかなあと思っています(^。^;)
世界で夫を信じるのが自分一人になったとしても夫を守り、愛そうとする強い愛を表現していた平栗ひろみさん、ただひたすら刺々しく主人公をひたすらに敵視して痛めつける女性の怖さを存分に見せた大澤望さん、かつてガキ大将?で今は弁護士となり社会的地位も得ているが、今も昔も傲慢で身勝手な男を演じた興津智さん、確固たる「自分」も無くそのガキ大将にとって「都合の良い」取り巻きを演じ続ける芳村大樹さん、ダンサーとして作品の世界観や空気を創り出していた加瀬菜々子さんや中村たからさん、田澤瑞希さん達ダンサー&アンサンブルの皆さんなど、出演者の表現力は素晴らしかっただけに、個人的には作品の中身(STORY)が残念な作品でした。
やはりどんなに優れたパフォーマーも、優れた題材によってこそ活かされるものだと思います。
今知りたいのは同じようにこの作品を観劇された方の感想ですかね(^。^;)
終演後は平栗ひろみさんにご挨拶…かえすがえすも「ロイホ」でひろみさんのジャスミンを見られなかったのが残念(/_・、)
ひろみさん、こんな感想でごめんなさい(≧Д≦;)
ひろみさんの次の活躍、とても楽しみにしています(*^。^*)
今夜の曲…"Only Flaw" BY Wayward

