<キャスト(敬称略)>
リーザ:今井 瑞
ルイーゼ:木村つかさ(リーザの「真」友のユダヤ人女性)
おばあさん(現在のリーザ):山本 英美
イーダ(リーザの孫。実は…):中島亜加音
エヴァ(リーザの娘。実は…):蔵重 美恵
ヘルガ(リーザの娘。実は…):かわづ 恵
オットー:森田 浩平(リーザの父)
パウラ:鎌田亜由美(リーザの母)
カール:丹宗 立峰(リーザの夫となったナチスの軍人・親衛隊?)
ハンス:工藤 広夢(リーザの兄でナチス親衛隊員)
アルベルト:梶 雅人(ルイーゼの父。ユダヤ人の優秀な医師)
モーリス:堀内 寛嗣(ルイーゼの夫・ゲットーでは「便利屋」)
シュタイナー先生・タマラ(ユダヤ人の老婆):村上 恵子
クララ(リーザとルイーゼの同級生)・赤いドレスの女(カールの連れ込んだ浮気相手):平栗 ひろみ
インゲ(リーザとルイーゼの同級生):北條 優佳
男(ゲットーで「便利屋」の下へリーザを手引きする):粕谷 成寿
子役(子供時代のエヴァ):前廣 衿花
子役(子供時代のヘルガ):山下 藍樹
観る前の予備情報は観劇仲間の方の「重いけど観るべき作品」という事しかなく、観劇直前に買ったプログラムで概略を掴んだような状況で、少し不安もあったのですが、実際に観ると確かに軽々しいテーマではなく重い作品ではありましたが、観る者の心を打つリーザとルイーゼの真の友情、リーザとオットー、パウラ、ハンスの家族愛、リーザに育てられたエヴァとヘルガの軽口に浮かび上がるリーザへの感謝の気持ちなど、物語を織り成す全ての糸がすんなり観ているこちらの気持ちに入ってくる素晴らしい舞台でした(o^-')b !
ポーランドのゲットーで悲しい最期を迎えたルイーゼをはじめ、善き心を持つがゆえに自分の両親に背いてまでナチに入党したり、息子のハンスが精神を病んで命からがら戻ってくるなどの様々な精神の疲れから急速に老い衰えて亡くなったオットーや、苛烈な寒さと飢え・装備不足で当初圧倒的に追い詰めた筈のソ連軍に逆に追い詰められ、友軍から見捨てられて精神を病んだハンスなど、悲惨な最期を迎える登場人物が多かったのは確かです。
しかし単に重苦しいだけに終わらず、そこかしこに「良心」「救い」があり、その「良心」「善意」「救い」「努力」そしてルイーゼの「願い」が、時代や悲惨な運命に翻弄されながらもそれらに打ち克ったがゆえにリーザ、エヴァとヘルガ、そしてイーダがこの世に生きているのだということ、オットー、アルベルト、モーリス達、そして誰よりもルイーゼの「想い」が生きているリーザ一家を強い絆で結びつけているのだということを感じ、強いカタルシスを感じる物語でした(^ー^* )♪
個人的にナチス・ドイツの頃の戦史、なかでも独ソ戦(バルバロッサ作戦~ベルリンの戦い)に関心があったことからその関連の雑誌や書籍を読んでいた為、ハンスが投入された東部戦線の苛烈な戦いは何度も文献で目にしていたので、ハンスの精神的錯乱もかくありなんと思える部分があり、それが物語世界へ入り込みやすくなった一因でもあるかも知れません。
しかし何と言っても今井瑞さん演じるリーザ、木村つかささん演じるルイーゼをはじめとしたキャストの皆さんの豊かで素晴らしい表現力、久田菜美さんの作品世界を彩る音楽、ハマナカさんの脚本(感じた限りでは学生時代のリーザやルイーゼの衣装などの舞台衣装を除けば時代考証的に違和感を覚えることが全くなく、様々な史実が忠実に盛り込まれている上、ヒューマンドラマとして非常に完成度が高い)が良かったからこそ、素晴らしいさくひんだと思えたのでしょう♪Ю―(^▽^o) ♪
前の週の「スター誕生」に続き、同じ劇場で2週続けて良作を見られて良かったです(*^¬^*)
皆さんお疲れ様でした(*^。^*)
今日の曲⑤…"Where Have All The Flowers Gone"
