新しい言葉に接するとき、意味を間違えて覚えてしまうことがある。
漢字だと目で見てなんとなく本来の意味がわかるが、カタカナだとそれがない。
だから誤解が起きやすい。
子供の頃、プロレスが大ブームで国民的娯楽であったし、野球は国民的スポーツだった。
どちらも西洋が起源なので、用語はカタカナ言葉だ。
プロレスで複数のレスラー同士が戦う方法でタッグマッチというのがある。
リング上では基本1対1なので、入れ替わるときは味方同士が手を触れる、或は体の一部に手を触れることによって交代が認められる。
体に触れるからタッチだ。
「血まみれの吉村、ここでようやく力道山とタッチ。勢いよく飛び出す力道山!!」
となるわけだ。
遊びの中でも交替するときは、子供同士手をぱちんと叩き合わせて「タッチ交代!」とやっていた。
やり方に間違いはないが、私も含めて大多数の子供たちは、交代することを英語でタッチと言うんだと思い込んでいた。
野球のチェンジも同じだ。
「スリーアウト、チェンジ!」
ここで攻守が入れ替わるのでチェンジなのだが、攻撃が終わるので、私は「終わり」という意味だと勘違いしていた。
大人になってからそんな間違いに気が付く。
そんな時、ムチャクチャ恥ずかしい!!