時代劇ワークショップ | 平岡秀幸 ・ ブログで読む演技論

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 一昨日の日曜日、水戸黄門などでお世話になった井上泰治監督の「時代劇ワークショップ」に参加してきました。

 井上監督の自主製作映画のオーディションも兼ねてのワークショップで、こちらにも興味があって参加を申し込んだ。


 仕事で時代劇は何度も経験しているが、その場しのぎに対応するばかりで、時代劇と特化した訓練は受けたことがないので、非常に興味があった。


 今回のテーマは時代劇の言葉。

 短いテキストだが、読み合わせをみっちりとやる。

 時代劇のセリフは普段使わない言葉や言い回しが出てくるので、きっちりと書いてある通り読もうとすると、舌を噛む。

 噛まないように言おうと思うと「そうなのです」が「そうなんです」になってしまう。


 監督曰く「ゆっくりしゃべればいいんだよ。噛まないように丁寧にしゃべればいい。それが時代劇のセリフの本来のスピードなんだよ。」

 なるほど、そのテンポの中からその時代に生きた人達の生活が見えてくる。


 だいたいワークショップと名の付くものに参加すると、いつも最年長だ。

 しかし若い人から、エネルギーをもらえるのは嬉しい・・・・。

 というのは嘘で、こいつらに負けられるかと思うと、エネルギーが湧いて来る。

 いくつになっても勉強するのは気持ちがいい。


 井上監督、素敵な時間を有難うございました。