トレセン選考会の話の続きです。


選考会を終えて、迎えに行った私の車に乗り込んだときの伸一は、いつになく上機嫌でした。

「どうだった?」

と、私は車を運転しながら伸一に話しかけました。

「おもしろかった」

「何が面白かったの?」

「試合形式でゲームをしたことかな」

「うまくできたの?」

「うん・・・」


よく聞いてみると、短距離走はたぶんどべに近いほう、持久走は2番目に早かったとのこと。

試合形式ではうまい子と同じチームになり、いい感じでボールを回してくれたので、自分もうまくできたとのことでした。

選考会の前に、コーチからはとにかく大きな声を出せ、積極的に行って自分をアピールしろといわれていて、とにかく声は出せたとのことでした。

「受かりそう?」

と、私。

「うーん、微妙」

面白かったし、それなりにうまくできたようですが、選ばれるかどうかは自信がないようです。


数日後、トレセンの結果がきました。

伸一たちのチームからは2名が選ばれ、そのうちの一人が伸一でした。

私はなんだか自分のことのようにうれしかったです。

数年前、伸一がリフティング50回でボールをもらってきて、本人より親のほうが喜んでいた時のようでした。


高岡 英夫, 松井 浩
ワールドクラスになるためのサッカートレーニング


伸一が5年生の時の秋のある日曜日、妻に伸一がトレセンの選考会に行ってるから迎えに行ってほしいと頼まれました。


『トレセン』なる言葉を聴いたのはその数日前でした。

「トレセン?」

妻からその言葉を聞いたとき、思わず聞き返しました。

「トレーニング選抜の略だって」

そう言って妻は一枚のプリントを差し出しました。

『U-12トレーニング選抜地区選考会』というような見出しのプリントには、三角形のピラミッドのような図が描いてありました。

ピラミッドの一番下には地区選抜トレセンと書いてあります。その上にはもっと大きな地区のトレセン、その上には都道府県レベルのトレセン、その上にはさらに大きな地区のトレセン、そして三角形の頂点にはU-12日本代表と書いてあります。

一番下のトレセンは、その地区の中からサッカーの上手い、あるいは上手くなりそうな子供たちを選んでその子達だけで練習をし、上手い子供たちのレベルを上げることによって、その地区のレベルも上げようという目的なようです。

また、地区のトレセンに選ばれた子の中から、上手い子はさらにその上のトレセンに選ばれるというようになっているようでした。そこで選ばれた子はさらに上のトレセンへ・・・。伸一には関係ない話です。

それはともかく、へー、そんな風になっていたんだと驚きました。


伸一たちのチームは20人ほどの6年生全員が試験を受けました。

試験はサッカーの実技に加え、50メートル走や反復跳び、長距離走など、基礎体力を測定するとのことでした。長距離走以外の運動能力に劣る伸一はまず駄目だろうなと私は思いました。


迎えに行くと、伸一はいつになく充実した表情で車に乗ってきました。

サッカーの試合の後はいつも落ち込んで車に乗り込む姿とは違っていました。


ワールドカップサッカードイツ大会は、イタリアの優勝で幕を閉じました。

やっぱりイタリアやフランスは強かったのだなと改めて認識させられた大会でした。


曲がりにくい(回転をかけずに蹴るとボールがまっすぐに飛ばない)ボールを採用したりと、開催地ヨーロッパ重視の大会だったといわれているようです。

確かにあのボールは変でした。キーパーの正面近いところに来ながら取れなかったり、一度右に飛びかけてあわてて左へ手を出してパンチングでボールをはじき出したり。キーパーにとっては受難の大会、というか、受難のボールだったのではないでしょうか。


今回の大会を見ていて思ったのは、やっぱり技術があるチームは守備もうまいということです。アルゼンチンやメキシコ、イタリアなどはDFが1対1でも強いです。

日本のサッカーばかり見ていたせいか、1対1で簡単に相手のボールを奪ってしまうDFはすごいと思いました。(日本のDFは相手のシュートコースやセンタリングのコースをふさいだり、プレーを遅らせるのがやっとです)

イタリアのカンナバロにはMVPをとってほしかたなというのが私の気持ちです。

でも、ジダンも決勝トーナメントに入ってからは、本当に人が変わったかのように良くなって、そんなプレーは見ることができないだろうと思っていた私はすごくうれしかったです。

たぶん世界中の人がそう思ったのじゃないでしょうか。だからあの衝撃の頭突きでレッドカードを受けて退場になりながら、MVPを受賞するということができたのではないでしょうか。


ワールドカップについてはこれくらいにしておきます。

次回はいよいよ伸一のトレセンの選考試験について。


ワールドカップサッカーの決勝に進む2カ国が決まりました。

イタリアとフランス。

ちょっと予想外です。

フランスはジダンが復活したのがうれしいです。(予選のときよりすごく動きがよくなったように見えます)

イタリアも決勝まで来るとは思っていなかったのですが、見ているとやっぱり上手いです。


フランスのチーム、イタリアのチーム、ともにイタリアのリーグで活躍している選手が何人もいます。ということは、イタリアのセリエAが世界最高のリーグといわれているのも、まんざら嘘じゃないのかなと思えてきてしまいます。(タレントぞろいといえばスペインにイングランドなのですが)


今、八百長問題で荒れているセリエA。

これからどうなるのでしょう。


日本の中村俊介は、イタリアのチームにいたときもそこそこに評価されてはいましたが、スコットランドではイタリアのときよりとてもいい評価をされているようです。

サッカーのプレースタイルの違いで、中村にはスコットランドのサッカーのほうが合っているとかいわれていますが、実際はイタリアのサッカーのほうがずっとレベルが高いからなのかもしれません。


ワールドカップサッカーの準々決勝が終わり、ベスト4が出揃いました。

ドイツ、イタリア、ポルトガル、フランス。みんな、開催国とその近所の国です。

南米のブラジル、アルゼンチンは負けてしまいました。

ブラジルは本命の優勝候補でしたが、始めから最後まで力を出し切れずに敗退したようです。でも、それも実力のうちかもしれません。

一方、アルゼンチンは良かったです。以前にも書きましたが、見ていて面白いサッカーで(ドイツ戦はちょっときつかったですが)、準決勝に駒を進めてもおかしくない感じでした。ドイツ×アルゼンチン戦は、身体能力×技術力の試合でした。

このままの調子だと、開催国ドイツの順当勝ちとなりそうな気配です。


ドイツを応援していた伸一。でも、いまいちワールドカップへの関心は薄いです。

伸一はオリバー・カーンが好きだったので、補欠になってしまった今大会はいまいち熱が入らないようです。

でも、もともとJリーグで好きなチームがあるわけでも、特別お気に入りの選手がいるわけでも、サッカーの試合を一生懸命見るわけでもないし、お前、本当にサッカーをやっているの? と言いたくなってしまいます。そのくせJリーグの試合を見たいから、連れて行け、連れて行けーとうるさいです。


追伸

中田英寿選手が現役引退を発表しました。

引退後は、したいことがいっぱいあるようなので、早い引退も仕方がないかもしれません。でも、ちょっと残念です。

ワールドカップサッカーF組の日本×ブラジル戦がありました。

結果は1-4で日本が負けました。

残念です。

第1戦の日本×オーストラリア戦のときのように、期待を持たしての逆転負けで、見ていてもつらかったです。


伸一が小学校のときのサッカーのコーチと話したのですが、日本のサッカーはうちのチームと同じだと言っていました。

点を入れられるとずるずると続けて失点を重ねてしまう。

確かに伸一たちのチームはそうでした。

日本代表も小学生並み?

そんなことはないですが、やっぱり世界との実力の差があったのでしょうか。それともほかに悪いところがあったのかな?

確かに体調が万全ではなかった人が何人かいたようです。中村もずっと調子が出ませんでした。

悪く言いたくはないですが、それも実力のうちかもしれません。


試合が終わって、中田英は芝生の上に倒れたままでした。

中村のインタビューは今にも涙がこぼれてきそうで、見ていても切なかったです。

精一杯やった選手たちには、これでめげずにこれからもがんばっていって欲しいです。

18日に行われたサッカーワールドカップの日本×クロアチア戦、0-0のドローでした。

この試合に勝てば次のブラジル戦次第で何とかなると思っていたのですが、引き分けに終わりました。

まだ決勝トーナメント出場の可能性は残っているとのことですが、それは限りなくわずかです。


今回も川口がナイスセーブをしたのに、FWは何をしているんだという感じです。柳沢や高原の体調が万全でないのなら、大黒や巻を先発させてもよかったのではないかと思いました。


伸一も一緒になって見ていました。

次の日は学校があるから早く寝なさいというのに、「見たい見たい」で結局最後まで見てしまいました。

もちろん朝起きるときはつらそうでした。でも自分のわがままで起きていたので、あまりつらそうなそぶりを見せないようにして学校へ行きました。

ワールドカップサッカーC組の2試合を続けて見ました。

やっぱり面白かったのはアルゼンチンのサッカーでした。この前もアルゼンチンのサッカーは面白かったのですが、セルビア・モンテネグロ戦はサイコーでした。

割と小柄な選手が多く、日本がしようとしているサッカーをしているようでした。速いパスまわし、組織的な守り。

今回のようなサッカーをしていれば、優勝までいってしまいそうな感じです。


18日の夜には日本×クロアチア戦があります。

今度こそ勝つぞ、日本! (俊介が風邪気味なのが心配です)


日本対オーストラリア戦は、1-3の負け。

ビール片手に気楽に観ていたのですが、終盤に立て続けにぽんぽんと点を入れられ、カッカきてしまいました。


決勝トーナメント進出はかなり難しい、というよりまず無理だと思いますが、せめて一勝、駄目でも最低勝ち点1はとって意地を見せて欲しいです。


日本とは逆に、逆転で勝った韓国。

うらやましい・・・


とりあえず次の試合。今度こそは見ていて楽しいサッカーをして欲しいです。

がんばれーニッポン!!

日本、負けてしまいました。

がっくりです。

立ち上がりから、どうも変だぞ。

点が取れそうに無い。逆にオーストラリアはいい感じで攻めている。


あら、中村のセンタリングが入っちゃったよ。高原、キーパーを押してなかった?


そもそも立ち上がりの中村のフリーキックが、ぜんぜん駄目だった時点で暗雲がたちこめていました。

でも、悪いなりに1-0でやっていたので、このままいってくれるかな、と、期待していたのですが。

相変わらずボールはうまくまわらないし、得点できそうな雰囲気は無いし。

早く大黒とか巻とか、入れろよ。

オーストラリアのほうが先にばてるとかいっといて、日本のほうが先にばててるじゃんか。

おっと、点入れらちゃったよ。

あらまた。

今ごろ大黒投入かい?

そらみろ、また点入れられちまったよ。

がっくり、1-3で終わり。

情けない・・・