どしゅこいの大嘘吐き日記 -15ページ目

ナビゲーションの無い時代では 車の中に地図が必ず置いてあって 

知らない場所に行くときには それで調べながら行ったものですが、

今や ナビのない車は殆どないという時代で御座います。

 

先日ぅ こともあろうにナビのない車(ちょっとお借りしたの)に乗った私は 

何となく自分の野生のカンだけを頼りに 出掛けたのですが、

高速をふたつ乗り継ぎ

信じられないくらいの遠回りをして 結局わけが判らなくなり、

目的地に到着するのを 潔く諦めたのであります。嗚呼!

でも 手ぶらで家に帰るのは何だか悔しいので 

見知らぬ住宅地の細い坂道を 

意味もなく登ったりして ちょっとだけ さすらい運転を致しました。

 

すると 変な建物を発見!。

そこは無人の野菜・果物の直売所でありました。

100円玉を数枚入れて 

ガラス窓のついているロッカーから

野菜や果物を買うシステムになっておりまして、

そこで私は 珍しくもない紫の葡萄を 

2パック購入して、ささやかなドライブのお土産としました。

家に戻って 冷蔵庫に葡萄を入れる時に 

ふと何の気なしに 一粒つまんでみたのですが、

おやおやぁぁぁ~!!!こんなに美味しい葡萄を食べたのは

もしかして生まれて初めてかも知れません。

口に入れた途端に 深い深い葡萄の香りと味わいが広がって

唾液が どばぁ------っと湧き出て来るのです。

 

山梨や岡山の名産地から 

見事な葡萄を送ってもらったことがありますが、

64年間の人生の中で初めて うっとりするほどに美味しい葡萄と 

東京に可也近い埼玉県の住宅地で 出会ってしまいました。

 

 

お世話になっている方達や 大好きなお友達に

是非!食べさせたい!っと思ったのですが

あろうことか そのお店の場所が判らないのです!!。

 

土地勘のない所って 本当に判らないですよねぇ。

ネットで検索しまくったり 

唸りながらグーグルストリートビューで探しまくって

一日かけて やっとこさ その場所を突き止めたのですが、

家から15キロくらいの所に 位置している場所でした。

高速なんて使う必要は全くなかったのに、

無駄に高速代を3310円も使った私。(T-T)

 いやはや ナビのない車は もうイケマセン。

 

 

Sさんとは 日帰りバス旅行で乗り合わせて お友達になったのですが

もう10年以上のお付き合いになります。

その彼女がある時に ふと

「 出来ればあなたにも ご近所さんのお友達がいると 

 これからの老後が もっと豊かなモノになるわよ 」っと仰いました。

確かに 歩いて行ける範囲に 住まいのある友人がいると

老後 お互いの家に行ったり来たりできて良いですよねぇ。

 

 

昔から 人との付き合いは苦手な方で

出来ればご近所さんとは 挨拶程度で済ませたいと思っていまして

ですから息子関係のママ友さんも なるべく作らない様に心がけた私です。

感性がちょっとでも合わないと お付き合いは難しいし 第一に 疲れます。

無理してまでお付き合いするのも おかしな話ですものねぇ。

 

でも Sさんから『ご近所さんのお友達』と言われて 

もしお付き合いさせていただくとしたら・・・っと 

唯一思い当たったのが Aさんでありました。

 

彼女は息子の小学生時代の同級生のお母さまです。

我が家から歩いて3分くらいの所に 住んでいらっしゃいますが

近所に住んでいても 中々道でバッタリあうことはありません。

 

でも Aさんの事を考えながら道を歩いていたら 

ナイスタイミングで バッタリ!Aさんと数年ぶり(!)に、出会ってしまいました。

 

彼女は三人のお子さん達を立派に育て上げた 68歳の女性で

いつも明るく 非常に聡明なタイプです。

思わず彼女に

「 あなたの事を考えていたら バッタリ♪会ってしまったの。これから仲良くしてね 」っと申したら

以来 何かとお声がけしてくださって 親しくさせて頂いています。

 

Sさんのお導きがなかったら 現在Aさんとは仲良くなっていなかったし

そう考えると 大事な人達の言葉によって

私の人生は より良く変わって行っているので 本当に不思議です。

 

 

お友達というのは やっぱり相性があるし、

作ろう!っと思っても そう簡単に作れるモノでもありません。

ちょっとした心がけが必要だし ご縁のタイミングも あるみたいですねぇ。

 

Sさんに対しても Aさんに対しても、私には畏敬の念があります。

やっぱり尊敬できないと 長くはお付き合い出来ないですよねぇ。^^

それにしても こんな私にお付き合い下さって 本当に有難いです。