著 樹木希林& 田川一郎
人間は生き物なので 怪我もするし 病気もします。
2人に一人が ガンになる世の中になりましたが
自分だけはガンにはならないと 思い込んでいた私です。
一昨年の12月の初めに ふと左胸を触ったら
大きなしこりを発見してしまいまして、
直ぐに大学病院で検査をしていただいたのですが
12月28日に 乳がんですと告知されてしまいました。
私の担当医は 超美人の
本当に素敵な優しい女医さんだったのですが、
「 残念な事に検査結果はガンでした。
お正月明けから 直ぐに治療を始めましょう 」と
申し訳なさそうに仰って下さいました。
しこりという自覚症状もあったので
私としては あまりショックではありませんでしたので
つい明るく「 先生、私は悔いのない人生を送ってきたので 全然大丈夫ですよ 」
・・・っと、言ってしまったのですが、
先生は真剣なお顔で
「 私達医者は 患者さんの病気を治す事が仕事なので
頑張って治療をしていきましょう」っと仰って頂きました。^^
日本では乳ガンに関しては 数種類の治療法が確立されているみたいですね。
患者さんによっては 抗がん剤治療が不要だったり
手術の後に 抗がん剤治療をしたり・・・っと
治療の順番も色々あるみたいですね。
私は半年間の抗がん剤治療でガンを小さくしてから 手術をして
そのあと50回の放射線治療というコッテリコースでした。
何もかも初めての事ばかりでしたし、
まな板の上の鯉状態で
去年一年間を 淡々と過ごしましたが、
お陰様で 今日も私は生きています。
有難い事で御座います。^^