アルバム『 Brasil 』のこと | どしゅこいの大嘘吐き日記


CDが売れない時代に、 
この短期間で よくもまあ連続して アルバムを制作したと
自分でも感心してしまいますぅ。;;

15年間くらい 音楽は やっていなかったし
全然やるつもりもなかったのに、
アルバム「 うるとら 」の録音を始めた途端に!
昔の感覚が 甦ってしまいました。

55歳という年齢からしても 
今更レコーディングなんて 絶対に有り得ないんだけどぉ、

でも ブロッサムデアリーは 
80歳過ぎても プレイしていたじゃないかいっ!・・・とか、
まぁそんな風にして 自分を上手に騙しつつ 励ましながら
人生5枚目の ソロアルバムが 4月9日に発売されようとしています。

無理を押して やってやれないこともなかったけれど、
他に本業もやっているしぃ、高齢の両親のフォローもあるので
正直 キツかったですぅうう。

私自身が聴きたい音を 追求した結果の「音」で御座います。
皆様に お気に召して頂けると とても嬉しいです。

・・・っということで 
今回のアルバム収録曲について 書いてみますね。


アルバム一曲目の「 お天気雨チュチュ」は

子供番組である『ひらけポンキッキ』で使われる歌の 
仮歌(誰かの為のお手本の歌)を 歌う仕事で、
この曲と出会いました。

録音スタジオで 先ず最初に この曲を聴いた瞬間に
『 をを!こういう曲をワタクシは歌いたかった! 』
・・・っという喜びに満たされて
うるとらハイテンションになりました。

仮歌の仕事は いつもイキナリ譜面を渡されて 
その場で 演奏に合わせて歌わなければいけないのですが
そういうプレッシャーを全く感じることなく 
兎に角 この曲が大好きになりました。

その後 歌手のどなたか(不明)が歌ったものが 
CDとして売り出されるという話だったので
楽しみに待っていたのですが、
結局 CDにはならなかったので、
いつか ちゃんとした形で 録音したいと ずっと思っていました。

先日ぅ 作曲者である野田晴彦さんに
「 この曲はいつ頃の作品でしたっけ?」っとお聞きしたら
「 おそらく86年くらいのものだと思う 」・・・との事でしたので
曲との出会いから 28年が経ってしまったことになります。うはは。

子供番組用に 作られた歌ですしぃ
曲との出会いから 長い長い時間が過ぎてしまいましたが、
良い形(ブラジル)で 録音することが出来て 
とても嬉しく思っています。

私の声に とっても合っている音楽だと思うので
アルバムの一番最初に 配置する事にしました。
明るくて 可愛くて 素敵な曲です。^^
みなさんにも 好きになって頂きたいです。
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アルバム2曲目「知っている女」は
作曲家であり アレンジャーであり バイオリニストでもある
斉藤ネコさんに 作って頂いた曲です。

ネコさんとは お互いが大学生の時に 
CM音楽の仕事で出会いました。

当時 彼は上野の芸大生をやりながら 
スタジオの仕事をバリバリとやり始めた時期でした。
音楽的にも しっかりした教養の持ち主で、才能豊かな人物です。

ネコさんの書いた この曲は 良い意味で「変態」な曲なのですが、
意図的に作られたこの曲の『不安定な感じ』が 
とってもナイスなのであります。

そして この変態な曲を ブラジルの本場の本気の人達が 
絶妙な感じで 演奏して下さったので
最高に スリリングでカッコ良い作品に 仕上がったと思います。

こんなに素敵なソロピアノフレーズなのに 美佳ちゃんったら
「 もう一回 日本でピアノを差し替えて 弾き直したいの! 」
・・・っと言うので
「その必要は全くありませぇぇぇぇ~ん!完璧です!」
・・・っと お断りしました。(笑)



3 曲目の『 一週間 』は
中川かりんさんに 25絃筝を弾いて頂いたお陰で
ダイナミックで ジャパネスクな感じの曲になって
とっても嬉しく思っています。




クラシック・・・っという言葉を聞いただけで 
とってもとっても うんざりしてしまうのは
子供時代に 母から受けたスパルタピアノ特訓のせいで 
私が一生 しょってしまったトラウマなのです。

お陰で 学校の音楽の成績は 常におーる1でしたし、
譜面が読めないワタクシです。;;

でも もしワタクシがクラシックの曲を歌うとしたら 
こういうアレンジしか有り得ない・・・っという4曲に 挑戦してみました。

今回のアルバムでは わざとクラシックの4曲を繋げたのですが、
原曲のイメージとは 全然違うと思います。^^

レコーディング終了後に お友達のグーグルさんから
「Brasil」というアルバム名だから 
 ブラジルの曲をやっていらっしゃるんでしょう?っと聞かれて

・・・あれれぇ?そういえば、
今回 ブラジルの曲は一曲もやっていないわん!っと 
気が付きました。w


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今回のアルバムでは ピアノ担当のMikaちゃんから
曲を4曲 提供して頂いたのですが
物凄ぉぉ~く濃くて 素晴らしく そしてとても難しい曲ばかりだったので
そのプレッシャーで 歌詞を書くのがとっても大変でした。

ショーロの曲を 日本語で歌っている作品は 
殆ど聴いた事がなかったので 
やってみたら面白いかしらん♪などと思いまして 挑戦したのですが、

何しろ音数=言葉の数が多いもので 
『 ねこ ねこ こねこ 』の歌詞を書き上げるまでは苦労しました。

本当は 恋愛の歌にしようと思ったのですが、
長い事 恋愛に無縁な生活をしているせいなのか?;;
歌詞が全く思い浮かばなくて 途方に暮れてしまって 
3ヶ月間も放置してしまいました。(大爆笑)

Mikaちゃんから「 歌詞 書けましたか? 」っと何度も言われて
お尻を叩かれているうちに 猫の歌にする事を思いつきまして
まぁ それからは、書き上げるのは早かったですけれど。(笑)

10曲目の『Love Plateau 』は 大好きなリンダ・ルイスさんの曲です。
原曲に なるべく忠実なアレンジで 演奏して頂きました。

11曲目の『 太陽の季節 』は
ピアノを わざとモノラル録音にして 
パーカッションを多重録音して全面に出した曲ですが
シンプルな感じが とっても気に入っています。

12曲目の『 お熱なワタシ 』は 
大好きなフランスのシンガーソングライターである
Isabelle Morelli の作曲した曲です。
この曲の許諾を頂くために 
ネット上で彼女を探しまくって とても苦労しました。
大好きな曲を歌う事が出来て 本当に嬉しいです。

今 アマゾンを検索してみたら 彼女の1995年モノの アルバム
Les Mondes Paralleles の中古盤が 超安値で売られていました。
(思わず同じモノを 2枚ポチってしちゃいました) これは名盤だと思います。
早いもの勝ちよん♪て事で





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発売前でも 私のサイン入り(サイン要らないですか?笑)のCDを 
お送り致します。
そして責任を持って 私自らの手で 発送させて頂きます。