息子には 天才の同級生がいて
その子と息子とは 中学生の頃からバス釣り仲間だったんだけれど、
彼はそれまで 学校の成績も並で
普通の目立たない感じの男の子だったのにぃ、
高校2年生の時 いきなり本人に
「 覚醒した! 」っという瞬間が訪れて、
それからは 見る物・聞く物・何もかも全てが
頭の中に 綺麗にインプットされる様になったそうなのだ。
生まれた時から 天才の自覚のあった子供達と違って
だいぶ大きくなってから 突然目覚めちゃった!っていうところが
実に興味深い。
しかしそうなってしまうと 当然 高校での先生達の授業内容が
危なっかしくて ちゃんちゃら可笑しくて馬鹿馬鹿しくなったそうで、
教師達も その子を怖がって ビクビクしたらしい。
彼は 高校3年生の9月に 日本を脱出して
それからは マサチュ-セッツ工科大学で学んでいる。
そういえば 近所の児童館で、
ワタクシは 1度だけ天才児と会った事があるのだけれど
そのお子さんは2歳になったばかりなのに
会話の内容が 大人と全く同じだった。
学習能力は抜群でも 人生経験は少ないものだから
そのバランスの悪さに 周囲の人間達が戸惑っていて、
また大人達のそういう反応に そのお子さんも
苦悩している様な印象を受けた。
「 全ての子供達に 平等に教育を! 」
・・・みたいな感じでいっているけどぉ
現在の日本では 残念な事に飛び級制度も無いので
本当に優秀な子供達には 大変に気の毒な社会でもあると思う。
でもまぁ 元々『 平等 』っていう事自体が
やっぱりこの世の中では 有り得ない事なんだけどね。
昨日の夜は 天才児が主役の
『 僕のピアノコンチェルト 』という映画を観たものだから
ふと こんな事を考えてしまった。