楽器には やっぱり向き・不向きがあるんだと思う。
バイオリンには ちょっとしょっぱい想い出がある。
息子が幼稚園児だった時に、
バイオリンを習わせる羽目になってしまった。
これはワタクシの 一生の不覚なのだけれど、
兎に角ぅ 人々から寄ってたかって 追い詰められて
そういう状態に 無理やりさせられてしまったのだ。
ワタクシ自身も 娘時代に、
嫌々何年も弾かさせられた経験があるもので、
本当に懲りているのだ!。
聴くのは大好きなのだけれど 弾くのは大嫌いなのだ!。
ピアノは下手糞でも何でも キィを叩けば音が出る。
『 万能楽器 』と呼ばれているくらいだしぃ
どうせだったら 息子にはピアノをさせたかったのだ。
ところがバイオリンの様な弦楽器は、
正確な音が出せる様になるまでに 大変に時間もかかるしぃ
ピッチの悪い高音は 耳にも脳にもとっても良くないのだ。
・・・でも息子がそういう事態になってしまったので、
仕方なく習わせる事にした。
それにしても、
3歳児に 一挺10万円のバイオリンは高過ぎるしぃ、
成長の過程で どんどんバイオリンのサイズも変わるので、
買い直していかなければいけなくて 実に!不経済だった。
あの時代は親子で 本当に辛い思いをしてしまった。(遠い目)
まぁ それでも
息子にバイオリンを習わせて 良かったと思ふ事がふたつある。
一つ目は、
息子がバイオリンを嫌いになってくれたお陰で
「 お母さん、何が何でもストラディバリウスが欲しいの! 」
・・・っという可能性が 一生皆無になったという事。(笑)
二つ目は、息子がお金に強くなってくれた事。
練習をするのが 親子で本当に苦痛だったので
ワタクシは息子にゲ-ムを提案したのだ。
「 1曲曲を弾いたら 2円あげる。
3曲弾いたら お金は6円になるから
5枚の1円玉を5円玉1枚に交換してあげる。
お金が全部で10円になったら 10円玉と交換・・・。 」
要するに 両替ゲ-ムだったのだけれど
意外にも息子は このゲ-ムの方に すっかり夢中になってしまった!。
以後、息子はバイオリンを弾きながら 切羽詰った顔で
「 お母さぁぁ--ん!両替してよぉ~ してよぉ~! 」っと
ちゃんとワタクシが両替するまで
必死になって いつまでもいつまでも追いかけてくるのでありました。_| ̄|○