子供の教育 | どしゅこいの大嘘吐き日記





ス-パ-とか デパ地下なんかに行くとぉ ありとあらゆる食べ物が溢れていて 
どれを選んだらいいのか?大混乱したりしまして 最後にはとても恐ろしくなります。
世界でも これだけモノが豊富な国って 多分無いでしょうねぇ。
お金さえあれば 何でも買える時代に たまたま運良く生まれ落ちてしまって 
ぢんせい半世紀を生きてきてしまったワタクシで御座います。

ワタクシ達は 豊かさを当たり前の様に享受しているワケですが、
こういう素晴らしい時代が いつまでも永遠には続かないという事を 
『 世界の歴史 』というものは常に警告してくれるもので、
それなりの危機感を じわじわと味わっているワタクシなのですが、
でもこれを書いたからと言って 決して皆様に対して 
悪戯に危機感を煽っているワケでは御座いませんのよ。あしからず。

これからの日本が 今以上に益々発展もして 
素晴らしい国♪美しい国♪になるとは全然思えませんが
それでも全ての事を もっと良い方向に行かせる事は 多少は可能だと思われます。
じゃぁどうやったら良いのか?・・・やっぱりそれは第一に『教育』ですよね。
教育によって 国民の考え方も 方向性も決まってきますからね。う-むぅ。

ワタクシが子供の頃 妹と取っ組み合いの喧嘩をしておりますと 必ず母は、
『 何であろうと アンタはオネ-チャンなんだから アンタが悪い! 』と決め付けました。
そうやって何度も何度も何度も同じ事を言われて 
叱られ役という貧乏くじばかりをひかさせられたもので
ワタクシは『理不尽』という事を家庭内において 身を持って学んだりもしたワケなんですよね。
それにしてもやっぱり 叱られ役ばかりさせられるのは とても悔しかったので
ある時に「 じゃぁどうしてワタクシが悪いのか理路整然と説明して頂戴!」っと
母に猛烈に抗議して教えを乞うたので御座います。

元々物事を論理的に考えられない母にぃ 説明なんてぇ事は当然出来ません。ぇぇ
母は一瞬言葉に詰まって 大変に動揺した様子だったのですが、
何と!次の瞬間!か細い声で
「 アレェェェェェ~ 」っとか言いながら 床に倒れてしまいました。

母の身体を 大きくユサユサと揺すっても、
目を閉じた母はピクリともしないものですから
ワタクシも妹も もう喧嘩どころではありません。
真っ青になって「 ママぁぁぁぁぁ~!!!死なないでぇぇぇぇ~!!! 」っと
パニックって 母に縋り付き 最後には大声で泣きじゃくったワケなんですけどねぇ。

そうやって5分ばかり 時間が経ったでしょうか、
何事も無かったかの様な顔をして 突然にまた 母はムックリと起き上がりまして
「アンタ達が喧嘩をするから もうちょっとでママは死ぬ所だったのよ 」っと申しました。

ぇぇ それはそれはこちらの虚を突いた あんまりな展開だったものですから
お陰様で その時の喧嘩の原因も屁も すっかり忘れ去ったワタクシだったのですよ。

それからは事ある毎にぃ母は 我々姉妹の前で何度も何度も死んだフリをして
熱心に子供の情操教育を行ったので御座いますが、
物言わずして 全てを強引に解決する方向に持っていくその教育テクニックには
実にぃ学ぶべき所が沢山あるのではないかと 思った次第なので御座います。


追伸; お母様へ、お母様のお陰で ワタクシはこんなに立派な体格の大人になりました。ハィ