ワタクシの祖父の妹は ウルトラモダンガ-ルだった。
娘時代に 日本画を習っていたそうなのだけれど、
そのお稽古先で 夫となる人と出会い、結婚。
外交官の夫と共に 異国で暮らす事になる。
きっとドイツでは ワクワクした毎日だったんだと思う。
何と彼女は あのバウハウスで
テキスタイルを勉強したのだった。
帰国後 彼女が建てたのは
当時では考えられない 超・モダン建築住宅だったらしい。
戦火で消失してしまって とても残念だ。
彼女のやる事は いつも突飛だった。
ある日の彼女は どこかに出掛ける直前になって
ふと何かを思いついた様子で 墨をすり
極太の筆に たっぷりと それを染み込ませた上で
部屋に掛けてあった 白装束に
一気呵成に 絵を描いて そのままそれに袖を通し
澄ました顔で 出掛けて行ったという。
・・・これって何だかとっても お洒落だと思ふ。