
私は反対 派!
現状のまま、つまりは東経35度をもって日本の標準時とする、という発想を前提としていては絶対にサマータイムの類はなじまないでしょう。
北海道の東部で日が上がったころにはまだ九州・沖縄では夜明けも迎えていません。そもそも日本の東の端と西の端で1時間以上の”時差”が生じるような状態を真ん中(に近い地域)でそろえているからまだそれこそバランスが取れているように見えるだけで、サマータイムの類を考えるのならアメリカ並みに東部時間・・中部時間・西部時間を定めて考えるのがまだマシかもしれません。
具体的には、北海道・東北・関東に山梨・新潟を「東部」、山梨・新潟以外の中部地方と近畿・中国・四国地方を「中部」、九州・沖縄を「西部」と区分けして、いまの標準時を「中部時間」として「東部」は1時間早め「西部」は1時間遅くする、ぐらいの考え方。世界経済のために時刻をいじるのなら、こうでもしないといけなくなるのでは?
日本では戦後の一時期にサマータイムが実際に導入されてはいたものの4年ぐらいで廃止されたという”実績”があります。1時間早めるだけでこうだったのですから、いくら時期が違う話とはいっても2時間早めるなんていうのは拒否反応が強すぎるでしょう。なにかのために標準時刻を変えるぐらいなら単純に始業時刻を早めるほうが少なくとも日本人の心情には受け入れやすいでしょうから、デジタル家電の設定云々という問題のこともありますが、わざわざ標準時をさわらなくてもいいと思います。さわるのなら地域別の標準時を定めたほうがまだ現実的…かなぁ?