エルフェルトの詐欺・ファジー講座_詐欺編_01 | 初心者向けエルフェルトの話

初心者向けエルフェルトの話

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皆様ごきげんよう。

「妻に会えない時間が増えるほど、私の心は病んでいく」とか言って、誘いを断って~

って、あ、あれ?STRIVEの医者の変容ってつまり…

閑話休題。

 

 

それでは、詐欺重ねを詳しく知っていきましょう。

  • 詐欺重ねの仕組みのお話
  • 使うと起きる問題、それに対応した場合の問題などの紹介
  • 01のまとめ

今回はこの順番で説明をしていきたいと思います。

 

 

■詐欺重ねの仕組みを知ろう

詐欺重ねとは、昇竜に対応した起き攻め技法の一つで、

多対応な起き攻めとなっていますので、「有利に攻める為に使う事になる」技法だと紹介しました。

まずは、具体的にはどういう仕組みで詐欺重ねが成り立っているのかみていきましょう。

 

▼詐欺重ねの仕組み

1.相手の起き上がった瞬間(起き上がり1F目)に技の持続を重ねておく事

2.相手のリバサ昇竜の無敵時間以内(攻撃判定前)に技の硬直が終わるように重ねておく事

この2点を満たしていると、詐欺重ねが成立します。

これを、カイの昇竜であるヴェイパースラストを例に、

エルの5Kで詐欺った場合どうなるのかを視覚的に表現して見ていきましょう。

 

まず、カイのヴェイパースラスト(S)の性能ですが、

・発生:9F(入力してから実際に攻撃判定が発生するまでにかかる時間の事です)

・持続:3F(攻撃判定が出続けている時間です)

・無敵:1~8F(9F以降は無敵はなく、飛び上がっているので空中判定になります)

となっていますね。

次に、カイが起き上がってから最速でヴェイパーを撃った場合の攻撃発生や無敵を、

起き上がり動作期間→*無敵→□持続→■、として、

↓この様に表現してみましょう。

**□□□□□□□□ ←起き上がってからの無敵時間

**________■■■ ←起き上がってから攻撃判定が出ている時間

 

ご覧の通り、攻撃判定が出るまでずっと無敵がある事が分かりますね。

もう少しすっきりさせると、こんな感じです。

**□□□□□□□□■■■

 

では続いて、上記ヴェイパーに対して詐欺重ねをする場合、

成立条件をどうすれば満たせるのか見ていきましょう。

まず、1を満たす為に、

一番初めの「□」のフレーム(起き上がり1F目)には、技の持続を重ねておく必要がありますから、

__★__________

**□□□□□□□□■■■

 

この様に、★の場所には攻撃判定が重なっていなければなりませんね。

その上で、2を満たす為には、

■が始まる前に重ねた技の硬直を終わらせておかなければいけませんので、

1と2を成立させる為には、

__★★★★★★★★___

**□□□□□□□□■■■

 

この様に、★のフレーム(8F)以内に攻撃判定を重ねる事、

及びその攻撃の硬直が終わっていなければいけない事がわかりましたね。

 

さて、次は、実際に技を重ねるにはどうなっていればいいのかというお話に移りましょう。

エルの多対応技の代表である5Kを例として見ていこうと思いますが、性能は、

・発生:7F

・持続:4F

・硬直:5F(攻撃の持続が消えてから動ける様になる(ガードが出来る様になる)までの時間です)

となっていますので、

これを、持続→△、硬直→▲、左端を1F目として視覚的に表現すると、

______△△△△▲▲▲▲▲

 

この様に、7F目から攻撃判定が4F持続して、その後硬直が5F続く事がわかります。

では、これを先ほどのカイのヴェイパーに合わせてみましょう。

まずは、

・リバサタイミングに同時に互いの技が入力された場合どうなるかですが、

__★★★★★★★★___

**□□□□□□□□■■■

**______△△△△▲▲▲▲▲

 

はい、こうなります。

詐欺重ねを成立させるには★の間に持続(△)と硬直(▲)が収まっていなければいけませんので、

これでは不成立になっている事が分かりますね。

しかもリバサタイミングからエルの攻撃判定が発生するまで6Fも空いていますので、

リバサバクステも飛びも可能ですし、小技でも暴れられてしまいます。

更にそもそも■と△で互いの攻撃判定が被っているので、

もしヴェイパーだった場合はそれはそれで、相打ちか下手したら負けてしまうというわけですね。

 

では一体★の間に△と▲を収める為にはどうすればいいのかですが、

例えば、こうしてあげれば成立します。

*********★★★★★★★★___

*********□□□□□□□□■■■

**______△△△△▲▲▲▲▲

 

起き上がり1F目よりも7F前から5Kを開始する事で、

1F目に攻撃判定が重なり、かつ相手の攻撃判定前にこちらの硬直も終わるので

ガードが間に合い、詐欺重ねが成立します。

 

ちなみに、カイのヴェイパーとエルの5Kで条件1と2を満たすのであれば、

★の間に5Kの持続1Fと硬直5Fの計6Fが収まっていれば重ねは成功ですので、

****★★★★★★★★___

****□□□□□□□□■■■

_△△△△▲▲▲▲▲

__△△△△▲▲▲▲▲

___△△△△▲▲▲▲▲

この様に、3Fはずれても重ねる猶予があるという事も分かりましたね。

また、仮にカイがリバサでの最速コマンド入力をミスしてしまい、

起き上がってから2F後にヴェイパーを撃ったというような場合は、

****★★★★★★★★★★___

****__□□□□□□□□■■■

 

となるので、更に重ねる猶予(★)が増えるというわけです。

 

いかがでしょうか。仕組みが分かってきましたでしょうか。

・相手の起き上がり1F目に攻撃判定を重ねる事

・相手のリバサ昇竜の攻撃判定が出る前に硬直を終わらせる事

この2つが満たせれば、

無敵昇竜、無敵覚醒を撃たれても撃たれなくても対応できる事がわかりましたね。

また、攻撃が1Fから重なっているわけですから、

当然、飛び、小技暴れ、密着でなければ投げなども封じる事が出来ます。

この色々と多対応が可能な攻め方だという事が、詐欺重ねが強い理由というわけです。

 

さぁでは、皆さんもエルで起き攻めする際はこの強い5Kを重ねていきましょう!

…と言いたいところなのですが、昇竜の中には、ソルのヴォルカニックヴァイパー(HS)の様に、

**□□□□■■~

 

この様な、かなり出の早い昇竜もあったりします。

というかこれ、早すぎてエルの5Kの性能では、どうやっても詐欺が成立しないんですよね。

エルの5Kを重ねるには、持続1Fと硬直5Fで計6Fは絶対に必要ですので、

猶予4FしかないHSヴォルカには重ねられないのです。

 

え?何それ我らが5Kでは対応出来ないの?とちょっとショックですよね。

詐欺重ねは成立させられれば確かに強い技法です。

とはいえ、よくよく考えてみると、ヴェイパーでも猶予3Fですから、

仕掛ける側もシビアに重ねなければなりません。

 

ということで、試しに、無敵昇竜を持っている相手がほかに何人いるのかを調べてみましょう。

()内は攻撃判定が出る手前のFまでの無敵時間詐欺重ね猶予時間です。

ソル ヴォルカS(6F)・ヴォルカHS(4F)

カイ ヴェイパーS(8F)・ヴェイパーHS(10F)

チップ β(4F)

アクセル 弁天(8F)

シン ホーク(8F)

レオ アイゼンS(4F)・アイゼンHS(7F)

ジャック ゼスト通常版(13F)・ゼスト強化版(8F)

ジャム 劔楼閣(7F)

クム 四寅剣(7F)

 

はい、こうなりました。昇竜系の技を持っている相手が結構いる事がわかりましたね。

ちなみにアンサーの空蝉や梅喧の亞坐身、ポチョバスのような、

昇竜とはちょっとニュアンスが違いますがリバサ時に強い行動も色々とありますし、
覚醒必殺技なら大抵のキャラで無敵がつきます。なんならバースト版なら全員つきますね。

そうやって考えてみると、起き攻めの際に無敵技(昇竜)をケアした攻め方をする事というのは、

ごくごく自然な大事な事だと改めてわかるのですが、

詐欺重ねは仕掛ける側もシビアに重ねなければいけませんし、

そもそもソル、チップ、レオみたいに、5Kが機能しない相手がいる事も分かりました。

 

では、そういった相手には詐欺が出来ないのかというと、そういうわけではありません。

上記を解消するのが、飛びからの詐欺重ね(詐欺飛び)です。

 

▼詐欺飛びの仕組み

詐欺飛びは、仕組み的には超強いです。

理由としては、ジャンプ攻撃には着地硬直がないからです。

つまり技の出ている最中に着地してしまえばその時点で瞬時にガードが可能なので、

F相性に依存せず、無敵覚醒にも出の速い昇竜にも絶対に仕掛ける事が出来るわけですね。

例を見てみましょう。

エルのJSの性能で言うと、

・発生:7F

・持続:5F

・硬直:16F

となっています。

ですので、成立条件の1と2を満たす為には本来であれば最低でも17F必要になってしまうのですが、

着地際に一瞬だけ重ねれば、理屈上持続を1Fだけ重ねる事も可能というわけです。

相手の起き上がり際に着地ギリギリの高さで技を重ねるイメージですね。

ソルやカイなどが詐欺飛びを良く使っているのは、

詐欺飛び重ねが純粋に強いから使っているという訳です。

 

さぁ、仕組みのお話はここまでです。

改めてですが、詐欺重ねも飛びもどちらも非常に強い技法だという事がわかりましたね。

 

しかしここで、幾多の対戦を振り返ってみて欲しいです。

ソルやカイなどが、詐欺飛びのタイミングでジャンプをしたのに、

詐欺ではなく詐欺に見せかけた攻め方をしていたりするのを、皆さんも見かけた事ありますよね?

もし本当に詐欺が強いのなら、なんなら起き攻めは全部詐欺重ねでもいいわけですから、

わざわざ見せかけた攻め方をしているのには理由があるはずです。

という事で、次は詐欺重ねを使う事、及び使うと起こる問題、

そして、なぜ詐欺重ねに見せかけた起き攻めをしているのかを見ていきましょう。

 

 

■詐欺を使うと起きる問題、それに対応する為の問題を知ろう

先ほど、詐欺飛びが強いという事をご紹介しました。

しかし、実際は詐欺重ねにしても詐欺飛びにしても、わりと致命的な弱点があるんですよね。

何かというと、バクステとブリッツに無力、という問題です。

 

リバサでバクステやブリッツをちゃんとできる人が相手だった場合、

詐欺重ねしてるなとばれてしまった時点で、…実は相手が有利になってしまうのです。

そして、詐欺重ねは兎も角、詐欺飛びは飛んだ時点で詐欺だとバレます

 

…これも酷いお話ですが、仕掛ける側は短い猶予の中で、

相手の起き上がりにしっかり技を重ねないと昇竜で落とされてしまう場合もありますし、

タイミングがずれれば投げられたり暴れられる可能性も有ります。

これだけ頑張って重ねないといけない難しい技法でもあるのに、

バレた時点で相手が有利となってしまうなんて、なんだか釈然としませんよね。

それこそバレた場合、FDでも簡単に対策できます。

ガトリング刻まれるのがわかりきっているわけですから、離せば終わってしまうからですね。

そうすると、攻撃する側は精密な重ねを要求されるのに、

相手は昇竜をパなせばいい、またはパなすと思わせて図々しいリバサをするみたいな、

起き攻めのリスクリターンが逆転してしまう状態にもなりかねません。

これが、昇竜を撃たなくても昇竜持ちのキャラが強い理由の一つにすらなっています。

※だからこそ、昇竜撃ってくれる方が楽なので、昇竜撃たせましょうというお話も以前しましたね。

 

では、この一見有利なようで不利な感じもする詐欺重ね問題をどうすればいいのかですが、

ここで、詐欺重ねを囮に中下や投げを仕掛けるという択が出てきます。

 

皆さんもなじみがあると思いますが、ソルが起き攻めでジャンプした後

①着地際でJSを当てる(すかす)からの着地後のガトリングで再度ダウンを取られる

②低ダからのジャンプ攻撃数回からの着地後のガトリングで以下略

③何もせず着地し下段攻撃からのガトリングで以下略

④何もせず着地し投げられる

というような攻め方をされた事はないでしょうか。

これ、先ほどの弱点をカバーするとともに複数の択をかける事になるので、

純粋に相手に対してプレッシャーを掛けられる強い行動として、広く使われているというわけです。

ただ、見方を変えれば、

ブリッツとバクステが嫌なので、仕方なくやっていると考えられない事もないですね。

何故使うのかと言えば、こういった問題、現象が発生しているからとなります。

 

さて、まずはここまでです。

詐欺重ねがどういう仕組みか、また使うにあたって出てくる問題は何かが、分かりましたね。

 

 

■まとめ

いかがでしょう。詐欺に関しての皆さんの印象はどうでしたでしょうか。

起き攻めで有利に攻める為に使う強い技法、ではありますが、

しかし同時に、難しいしリスクがあって仕掛ける事が大変という事もわかりましたね。

 

…であれば、

エルで詐欺る暇があるならいかにパイン重ね起き攻めを極められるかを考えるべきでは?

という身も蓋もない考え方もできなくもないですよね。

ただ、そうは言っても相手は使ってきますから、当然捌き方は必要になりますし、

純粋に使えるようになっておく事も無駄ではありません。

 

とかいいながら、残念ながらエルは自らの特性上詐欺飛びを重ねられる機会が少ないです。

 

…今回は話の腰を折られるようなお話ばかりで恐縮なのですが、

エルのコンボは、BE〆、5HS〆、投げ〆など、相手を吹き飛ばしてしまう技が多いですよね?

横押し能力が高いのはいい事なのですが、

キレパ以外ですと大抵の場合は走って行って5Kくらいしか入らないので、

詐欺飛びを重ねられるのはBE後か、端か2D〆後くらいです。

ただ、BE後ならエルの場合キレパもありますし、

端なり2D〆であればパイン重ねればいいわけなので、中々出番がないんですよね。

 

それでも、詐欺重ね自体は強いわけですから、エル使いがおざなりになりがちな詐欺重ね、

言ってしまえば、エル流詐欺重ねを憶える事は無駄ではありません。

なんなら、そのエル流の詐欺に見せかけた別の起き攻めだって出来るわけなので、

是非理解し習得したいところですよね。

※これを理解すると、巡り巡ってぐるっと回った結果、やはり5Kが強いってお話も出てきます(笑

 

 

▼おまけ

さぁでは、次の02では、エルの詐欺を憶えるにあたり、

まずは純粋な詐欺飛びでの攻め方(上記でご紹介した4択についてのもう少し詳しいお話)と、

その4択をどうにかする為の受け側の防御技法の紹介をしていこうと思います。

※長くなったら03として分割するかもしれません。

ちなみに、勘の良い方はお気づきかもしれませんが、その防御技法こそがファジー技法です。

その後、攻め方と防御の仕方の理屈を踏まえた上で、エル流の詐欺を憶えていきましょう。

 

それでは突然ですが、次の座学に行く前に、課題を一つお出ししたいと思います。

 

課題

リバサバクステ、リバサブリッツを上手になっておこう。

 

前提

・エルはうつぶせでもあおむけでも起き上がり時間は同じです。

 これは、ダウンの仕方によってリバサタイミングを変えなくても良いという長所になります。

・エルのバクステははっきり言って超高性能です。

 また、バクステ後に発生4Fの2Pや、上から足元まで判定みっちりかつ発生5Fの近Sを持っている為、

 バクステからの反撃性能が高いです。


準備

トレモにて、ソルかカイで、足払い→ジャンプしてJSと記憶させます。

※この時、ソルカイのJSが、

 「エルがリバサP連打した際、リバーサル表示されてかつエルがJSに当たる状態」

 になっているか確認し、なっていなければ何度か調整しましょう。

 

実践

起き上がった瞬間4N4と入力し、JSを避けられるようになりましょう。

 

…と言われても最初は物凄く難しいと思います(苦笑

ですので、まずは、JSをリバサガードしてください。

そこで、起き上がったら大体どのタイミングでガードになるのかタイミングを憶えたら、

次に、4N4の2回目の4のタイミングと、ガードタイミングを合わせられるように練習しましょう。

するとどうなるかというと、ちゃんとタイミングがかみ合っていれば1Fからバクステが可能です。

また、ガードタイミングに2回目の4を合わせておく事で、

もしもタイミングがずれてもガード入力になるので、失敗しても相手の攻撃をガード出来ます。

 

ファジーを理解してからは、もう少し突っ込んだ防御方法を練習したいと思いますが、

エルは詐欺を使うより使われる機会の方が多いわけですので、

まずはこのバクステを憶えていただければと思うのですが…

正直、バクステが完璧に出せるなら、エルはそれだけで大体何でも切り返すことが出来ますから、

この機会に習得してみましょう。

 

※トレモの記録は3つまで出来ますから、慣れてきたら飛ぶのが遅いJSも記録してやってみると、

 エルがダウンしてから相手がいつジャンプしたかで、

 リバサ近S対空かバクステかを瞬時に判断できるようになります。

 具体的には、ダウン時の小バウンド以降に飛ばれた場合は多くの場合で近S対空が間に合いますね。

 ですので、こちらも良かったら気にしながら防御をしてみてください。

 慣れてくると「貴方それ重なってないよ?」と言いながら近Sを撃てるようになっていると思います(何

 

■おわび

更新が大変遅くなってしまいました。

やらなければいけない事や体調の事もあり、中々更新できませんでしたが、

今は元気になりました。

しかし、4月も何かとやる事が多い為、迅速にアップできるのか不安ですが、

引き続き詐欺の記事を更新していければと思います。