エルフェルトの詐欺・ファジー講座_概要編 | 初心者向けエルフェルトの話

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誰か他の初心者の方や、飢婚者の役に立てば幸いです。

GGSTもはじめました。

皆様ごきげんよう。

もし貴方が旦那様だったら…私はきっと…え?妻など娶らない?な、なんでですか!?!?

閑話休題。

 

 

とうとう、この時が来ましたね。

複雑だなぁとか、よく分からないなぁとか、そもそも沢山種類あるし何が何やら、となりがちな、

詐欺とファジーについてを紹介していきたいと思います。

…どうでも良いのですが、いやどうでも良くはないのですが、タイトルに「詐欺」って言葉入ってて検閲通るんでしょうか。

 

いきなり不安ですが気を取り直しまして…、

この概要編ではまず、詐欺重ねや詐欺飛びという代物や、

ファジーガード、ファジー投げなど、ファジーと呼ばれる技法とは何なのかを紹介したいと思います。

ちなみに一言でいうと、

やらなくてもいいけどやれると強いしやられると厄介なので知らないと負けに繋がり易い

という類の技法です。

そんな事言われたらえー何それずるい!ってなりますけど、

まぁギルティの技やコンボなんて大体どれもずるいので今更ですね…

 

では皆さん、もう書く前から長くなる予感しかしていない恒例の座学ですが、

出来るだけ分かりやすく説明していければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

大まかに、

  • 詐欺○○やファジー○○って何?
  • 一体何の為に使うの?
  • 具体的にはどうすればいいの?
  • 練習方法
  • おまけ

こんなイメージで進めていけたらと思います。

※今回はそのうちの上二つの紹介とさせていただこうと思います。

 

 

■詐欺○○やファジー○○という代物が一体何なのかについての理解をしよう

ではいつもの通り、まずは概念や定義から行きましょう。

 

▼詐欺

大体、「詐欺重ね」と「詐欺飛び」という言われ方をしますが、「詐欺」とだけ使われる事もあります。

これは昇竜に対応した起き攻めの行動技法の一つで、

相手からリバサ昇竜を撃たれても撃たれなくても起き攻めを続ける為に使う技法となります。

これを使うと何が起きるかというと、

・昇竜されていた場合はガードになり相手に反撃可能

・昇竜されていなかった場合はそのまま触った相手に攻め継続が可能

という事が出来る攻め方となります。

※「重ね」と「飛び」など言い方は一応分かれていたりもしますが、

 地上と空中どちらから重ねるかだけのお話ですので、やりたい事は同じだと思ってください。

 

…さて、これだけ聞くと、え?最強?と感じると思いますが、実際強い行動です。

ただし弱点もあって、バクステに弱かったり、普通にFD張られたりしていると、

初撃がヒットしたところで離れていきますし、ファジーを理解している人に対しては、

そんなに通らないです。それこそファジーガードしつつFD張られるとすぐ逃げられます。

 

概念としてはこんな感じですね。

ですので、昇竜(無敵覚醒)には強いですが、その他の防御方法を選択されると、

ちょっとケアしにくいですよ、というイメージですね。

また、出の速い昇竜持ちには仕掛ける側もシビアに重ねなければならないので、難しいです。

勿論それならそれでやりようはあるのですが、具体的なお話はこの次にさせていただきますね。

 

▼ファジー○○

ファジーって、もともと曖昧というような意味合いで、

これを~ガードや、~投げという言葉にくっつけて表現されているわけですが、

格ゲーでいうファジーのニュアンスとしては曖昧というより複合対応みたいなイメージでしょうか。

よくよく調べてみるとファジーはシステムの仕様を利用した面白い技法なので、

しっかり理解していきたいところですね。

それでは、順番に紹介していきます。

 

・ファジーガード

一言で言うと、高速で頑張って中下ガードを切り替えているだけ、という技法なんですが、

流石にこれだけだと微妙なのでもう少し説明すると、

例えば被起き攻めにあったとしましょう。

初撃で下段か中段のどちらで攻められるか分かりませんが、システム的に、

下段攻撃は速く中段攻撃は遅いという仕様があります。※例外もあります。

この時間差を利用して、被起き攻めの際に、高速で下上…のようにレバーを動かす事で、

相手の攻撃が中下どちらの技であっても防ぐという技法です。

勿論、これは初撃以降も使うのですが、ひとまずは概念の紹介です。

 

・ファジー投げ

一言で言うと、高速で頑張ってガードと投げを切り替えているだけ、という技法になります。

例えば被起き攻めの初撃で近づかれた時、

または小技刻みから投げてこようとする相手や、攻め継続の為に近づいてきた相手に対して、

連ガ中はレバーを放してもボタンを連打してもガードが継続する事や、

投げが1Fかつ投げミスモーションが無い事を利用して、

投げコマンドを一瞬入れて再びガードに戻す事で、

投げ可能な隙間が空いていれば投げ連ガとなるコンボ中であればガード継続となる技法です。

 

・ファジージャンプ

一言で言うと、高速で頑張ってガードと飛びを切り替えているだけ、という技法です。

例えば被起き攻めの際、

起き上がり時には投げ無敵フレームがある事を利用して、

投げ無敵フレーム中はFD下段、無敵フレームが切れた瞬間を狙って上入力(ジャンプ)で投げを抜け、

再び下を入力して連続下段に対応するというような、

下段(上段)であればガード投げであれば飛んで回避となる技法です。

 

さて、いくつかファジー○○が何かをお話してきましたが、

ここで、ちょっと以前の記事の内容に振り返ってみましょう。

 

連ガ中に小技を連打する事を、読み合いの補完編で連打暴れと便宜上紹介しましたが、

これも連ガ中はレバーを放してもボタンを連打してもガードが継続する仕様を利用した技法です。

連ガが割れた瞬間小技で暴れる為に使うわけですね。

皆さんも一番馴染みがあるでしょうし、暴れ潰しに一番狩られたイメージもあると思いますが、

直ガと併用すると割り込める連携も多いですので、意外と馬鹿にしたものでもない立派な戦術です。

「ファジー暴れ」といった表現をされていたりもします。

 

ありましたよね、これ。

ただ単純に連打している(というと聞こえが悪いですが)これも、

ガードに絡めたファジーの一つの技法になります。

…どうでしょう。ここまでくると、あれ?ファジーってもしかして?

とお気づきの方も多いのではないでしょうか。次はこちらも紹介しておきましょう。

 

・直ガ

単発の直ガは、純粋に相手の攻撃の直前にガードを入力して成立させるわけですが、

これは連ガ中でも使えます。その場合どのように入力するのか、ですが、

一言で言うと、高速で頑張ってNとガードを切り替えているだけ、になります。

連ガ中レバーを動かしても大丈夫な仕様を利用し、

相手の次の攻撃がエルにヒットする少し前にN状態→ガード状態となるようレバー操作を行う事で、

直前ガードを成立させるという技法ですね。

 

 

さぁ、みんな憧れの直ガや、いくつかのファジー系の技法の紹介をしてきましたが、

もうお気づきですよね。

どれもこれも、同じルールに則って行っている技法だという事が分かりましたね。

もう少し身も蓋も無い事を言うと、大体やってる事一緒という事になります。

この事から何が分かるかというと、

要するに、どれか一個出来る様になったら他も大体出来る様になる、という事です。

練習する側からすると、非常に魅力的でありがたいお話ですね。

 

また、こういうのが発展していくと更にどうなるかというと、複合入力に辿り着きます。

例えば被起き攻めの際、投げられそうな重ね方をされたとしましょう。

この時、投げだけを入れるのも有りなのですが、もしかしたら投げ釣りかもしれません。

こんな時に使うのが近S投げ仕込みですね。

操作としてはレバー横とSとHSを同時に押すだけなのですが、これで何が起きるかというと、

こちらが投げられるなら投げ、相手も投げなら相殺、

相手が投げを釣って飛んでいたら投げの代わりに近Sが出て対空出来ると、

複数の状況に対応した技を出す事が出来ます。

同じような事をブリッツやジャンプでも出来るわけですが、

こういった複合入力になってくると、ファジーではなく○○仕込みのような表現をされますね。

 

 

■詐欺やファジーって何の為にするの?

さぁ、ここまで来れば、一体何の為にするのか、皆さんもお分かりですね。

ファジー技法は、読み合い編でお話したように、

・有利な読み合いをしかける

・不利な読み合いはつきあわない

という、二つの思惑とも親和する多対応行動になっていますので、

リスクを減らして攻めたり守る事が出来る強い行動だから使う、という事になります。

 

…が、正直、肝要なのはそこではないです。

勿論使えるようになっておくととても良いのですが、

もっと他にとてもとても大事で知っておかなければならない事があります。

 

では、何が大事なのか。

それは、最初にも少しご紹介した通り、

詐欺とファジーはシステム的な仕様を利用している技法だという事です。

簡単に言うと、全キャラ出来るという事ですね。

 

という事は、

知っている人は当たり前に使ってくる行動なのに、

知らないと対応できないので最初から大きな不利を背負っているという事になります。

これ、割と大げさでもなくてですね、

多対応が出来るという事は、それだけそこに読みを入れなくていいという訳ですので、

思考力を他に回せますし、何より焦りと惑いも減らす事が出来ます。

先ほど述べた通り、有利な読み合いを通す為にも、

付き合いたくない読み合いを避ける為にも、どちらでも非常に有用な技法なわけですから、

ファジー技法は純粋に勝率を上げることが出来る行動なのです。

しかも悪い事に(本来良い事なんですが)、どれも大体同じ事をしていますので、

コツを掴む必要はありますが、一つ出来たら大体他も出来てしまいますから、

出来る人は大体どれも出来る状態なんですよね。

 

その上、使えたら使えたでその先もあります。

詐欺重ねの際にも書きましたが、詐欺は昇竜対策特化していますので、

詐欺られていると判ったら判ったで防御側も対策を取れてしまいます。

これはファジーも同様です。いわゆるファジー潰しやファジー対策というのが該当しますね。

つまり、どのキャラでも誰でも可能な選択肢がありそれを使えない事自体も

それが使えた上での読み合いに至れない事も、どちらも非常に不利だというわけです。

 

こうやって改めて書いてみると、なんて怖い事なんでしょう。

認知外の攻撃や防御を仕掛けられているのに知覚出来ないので負けてしまう。

考えただけでも恐ろしいですよね…。

 

詐欺やファジーを何の為に使うのか。

勿論、多対応なので使えば有利に攻めたり防御したりする事が出来るわけですが、

それだけではなく、相手も同じ事が出来る事、こういった技法があると知った上で、

実行する事も対応する事も出来る様になっておく事が、とても大事という訳ですね。


 

■■まとめ■■

以上で概要編は終わりです。

なんか、怖い気持ちにさせて終わるみたいで恐縮なのですが、

この次は順番に詐欺やファジー、仕込み、直ガなどの各行動を掘り下げ、

具体的な使い方や、何が起こってどういう時に使うべきか、対策や練習方法、

ついでに確率を基にした択とはなどについてを書いていきたいと思います。

 

それにしてもまぁ…

今回もきちんと調べたり検証したりする前から薄々分かってはいたのですが、

例に漏れず複雑というか、結構色々考えなければいけない事が多く、

ギルティの仕様やシステムの難解さや習得までの遠さには辟易してしまいます。

今回で言えば、多対応行動だというのが憎いですよね。

仮にある程度読みを放棄しても対応できてしまう技法なわけですから、

単純に知っている人と知らない人では勝率が変わるというか、ワンサイドになりがちなのも分かります。

まぁ元々格闘ゲーム自体が自身の技術の研鑽ありき、かつ相手の対策ありきのゲームですから、

それをしなければ勝てないのを嫌がってしまうようでは楽しめないわけですが、

そうは言っても履修項目が多すぎますよね…ちょっと愚痴です。

 

今回の詐欺やファジーは、最初に述べた通り、

やらなくてもいいけどやれると強いしやられると厄介なので知らないと負けに繋がり易い

という行動ですし、どのキャラでも出来る事です。

そう言われれば当然出来るに越した事はないのですが、
使えば必ず自分のターンになるわけではない事や、いくつか種類があったりする事で、
中々とっつきにくいイメージもあるとは思います。
しかし、しっかり使いこなせるようになれば非常に頼りになる技法ですので、
今回の講座を機に、皆さんも是非詐欺やファジーを習得していっていただければと思います。
 
 
 
おまけ(チラシの裏)
流石に詐欺などのタイミングを文面で説明するのは難しいかもしれないな、と迷っております。
やった事がないですが、動画を記事内に埋める事も思案中です。
それこそ、もし動画をある程度簡単に埋められるのなら、
動画集みたいな記事を作るのも良いかもしれませんね。
レバー操作の記事で少し紹介した様な練習用コンボ類なんかは、有用そうです。
 
閑話休題
 
そういえば、医者が新作に内定していましたね。
エル的には相性そんなにいいとは言えない相手ですので、
いるとは思っていたけどやっぱりまたいるのかーなんて複雑な気持ちです。
…人食べてましたし人外感が増しましたね。
各キャラそれなりに見た目も変わっていますし、
もしエルが参戦したとしたら成長してより色香を纏ってアダルティになるんでしょうか。
ただ、メイちゃんはあれで成長したのではなくキャラデザが変わったと思って下さい、
という解釈らしいですから、もしかしたらエルもあまり年齢感は変わらないかもしれませんね。
 
システムが大幅に違いますから、新作が出たとしてもRev2をずっと続けるかどうか、
今はまだ何とも言えないですし、エルがそもそも参戦するのか分からないですが、
このそわそわヤキモキと焦がれる感覚は今しか味わえませんので、
エルが新作でどうなるのか、ドキドキ悶えていようと思います。
 
なんだか雑談枠みたいになってしまいましたね。
それでは、今回はこの辺で。
寒い季節ですので、皆様も体調にはお気を付けください。
 
次は早めに出せると思います。