昨日、たまたま見たNHKのテレビ番組。
調べたら、横浜の靴職人だそうです。
それで、何が凄いって
癌で余命宣告されたお母様のロングブーツ(25㎝)を
娘さんに譲るために23㎝に作り替えたこと
そんなことできるのと思ったのですが
テレビに映ったブーツを見てビックリ。
フランスのアルシュのブーツ
あのシボ革は、間違いありません。
そして、靴底も特徴的なので
間違いありません。
何故なら、私も2足持っているから
私は元々が、とても難しい足なので
ほとんど、ヨーロッパのコンフォートシューズしか
履いていなかったため、見れば分かります。
私が買った当時は、パンプス類が3万円~
ロングブーツが6万円でしたが
今は10万円近くに値上がりしてました
(余談ですが、靴ブランド以外の
一般的なブランドの靴は
何十万出そうが、所詮OEMですよ。
靴屋さんじゃないからね~)
でも、アルシュ等のラバーソールは
10年を少し過ぎたあたりで、ソールの接着剤が
剥がれて来るのですよ。(10年は軽く持ちます)
日本にUGGが入って来る前に
当時、凄く珍しかったムートンブーツも
(オーストリアのThink!のもの)
お台場で歩いているうちに両足のソールが剥がれてしまい
修理屋さんを見つけるのに凄く大変でした。
帰って来てから、行きつけの修理屋さんに相談したものの
ラバーソールは、釘打ちができないから無理で
ソールを違う物に張り替えると重くなるし
履き心地がかなり変わるから
金額を考えたら止めた方が良いと言われて
泣く泣く処分しました。
アルシュも、相談したのですがやはり無理で
伊勢丹に行った時にも聞いたのですが
案の定、もうこの形は作っていないので
メーカーでも修理できないと言われたため
剥がれたら終わりなのです。
でも、足が悪くなってからは
履いていませんが。
それで、この番組に出てきたお母様は
20年くらい前に、アルシュのブーツを買ったとのことで
今まで、ソールが剥がれたことがなかったのか
が疑問でした。
また、職人さんがサイズを小さく作り替えた後も
「あと20~30年は持ちますよ」と言っていました。
アルシュはラバーソールだから
削ることはできないし…と
ずっと疑問に思っていたのですが
新しいブーツは、よく見たら靴底が波型に変わっていたので
新しいソールとと交換したのだと思われますが
テレビではラバーソールに見えました。
接着剤で貼っているだけなので
いつかは剥がれます。
その時に、貼り直しても、また10年持つのだろうか…
他にも、こういう貼ってあるだけのソールって
一度、剥がれてしまったら
何度修理をしても、剥がれてしまった経験があるので
すごく不思議です。
そんなに強力な接着剤を開発したのでしょうか・・・
もし、そうなら私も直したいです。
(履けないけど・・・)
足が悪くなってからも、毎年冬の間
ブーツを箱から出して乾かしていたのですが
今冬は、全くやる気が起きず
とうとう箱から出しませんでした。
今夏も暑そうなので、2年間箱に入れっぱなしは
流石に怖いので、今から箱から出して
乾かそうかな・・・
でも、何本もあるので面倒くさいです。