試される日本の保守力(前編) | Doronpaの独り言

Doronpaの独り言

日本第一党党首 / 行動する保守運動代表
桜井誠の公式ブログです。
時事問題や国際情勢などを記事にしています。
是非ご覧下さい!

12日、安倍総理が突然の辞意を表明しました。
実はその数日前、ある筋から安倍総理が早期に退陣するらしいという情報を聞いていたのですが、まさかこんなに早くとは思わず寝耳に水で正直驚きを隠せないものでした。


就任当初は歴代首相の中でも高い支持率を誇っていた安倍総理でしたが、それまでの保守本流の姿を離れどっちつかずの中途半端な姿勢が目立つようになり、結局左からも右からも見放されるという有様となったのです。反日国家への毅然とした態度は腰砕けになり、戦地売春婦問題でもかつて批判してた河野談話の白紙撤回や見直しもなく、官房長官時代に「総理は靖国に参拝するべき」という発言はどこへやらで靖国参拝すらできない始末です。これでは保守層に見放されて当然といえるでしょう。


先述の安倍総理が早期に退陣するらしいという情報を教えてくれた方の話では、すでに官邸サイドにおいては安倍ブレーンたちが次々辞任していたとのことです。彼らは辞任するにあたり口をそろえて「井上(秘書官)を切ってほしい」と訴えていたとのことで、お側御用人柳沢吉保よろしく暗躍していた井上秘書官が今回の火種のひとつとなっているようです。トップに立つ者が下からの意見をすべて聞くわけにはいかないのは当然にしても、下からの意見を茶坊主一人が牛耳って上にあげないという政権崩壊必然のパターンで安倍政権は終焉を迎えました。


ただ、今回の安倍総理辞任はある程度自民党執行部も折込済みだったようで、次の総理に確実視されている麻生幹事長を中心に改造内閣は決定され、安倍総理は実は組閣において蚊帳の外に置かれていたとのことです。麻生総理になった場合でも現在の内閣の顔ぶれはほとんど変わらないと思われます。とはいえ、これほど早く辞任することまで折込済みだったとは思えず、実際報道を見る限り執行部側もあわてふためいている様子がうかがえます。


一国の総理が辞意を固めるということは余程のことであるわけですが、安倍内閣を取り巻く現状を見ればその「余程のこと」が理解できます。政権内部では部下同士で喧嘩が絶えず、閣僚は次々不祥事を起こして総理の足を引っ張り続け、外では参院選で圧勝した民主党が「国益、国政、国民」そっちのけで反対政党になり下がっており、どう見ても事態の打開は難しいといわざるを得ないものです。安倍総理が「疲れた、政治に対するエネルギーがもうない」とこぼしたのも無理はありません。おそらく、これが辞任の本当の理由だったのでしょう。そして、これは麻生総理になったとしても同じことがいえるわけで、参院選で民主党にげたを預けた国民の選択が本当に正しかったのかが今後問われていくことになります。


参院選後の記事で何度か書いていますが、この参院選の結果が日本にどのような影響を与えるか考えるなら、良い影響よりもむしろ混乱による悪影響のほうが大きいのではないかと考えるのです。野党が参議院を制することで良い結果が得られるとするならば、それは野党が健全な野党である場合にのみです。国家に対して責任を持ち、国家の未来を与党と正面から議論しうる健全な野党があってこそ二院制のねじれ現象はプラスに働くのです。しかし、民主党の現状はクラッシャー小沢のもとで、支那朝鮮に日本を売り渡そうかというような連中がたむろし、横峯良郎や姫井由美子のようなスキャンダル議員が野放しになり、年金問題の元凶であるはずの自治労を支持母体に仰ぎ、国家という見地に立ち参議院第一党としての自覚を持って行動する者はほとんどいない有様です。元自民党幹事長の小沢一郎によって、かつての悪しき自民党の遺産をそのまま民主党が受け継いだのが現状なのです。これでは二院制のねじれ現象は混乱による悪影響だけしか残さないでしょう。


今、私たちに必要なことはこうした現状を冷静に見つめ、民主党という政党が本当に信頼に足る政党なのかどうかを考えるとともに、もう一度日本社会に『保守力』を取り戻すことであると思うのです。


(以下、後篇に続く)


<お知らせ>


在日特権を許さない市民の会 では、登録会員1万人を当面の目標としています。(9月12日現在、登録会員1934名)
強制連行、強制労働など誤った歴史観についてその是正を求め、在日問題を私たちの世代で解決するために一人でも多くの方に在特会への入会をお願いします。
公式サイト(
http://www.zaitokukai.com/ )では、在日問題をわかりやすく解説したザイ子ちゃんシリーズや動画・音声コンテンツなど各種コンテンツをご用意しております。また、会員登録をされますと各種フォーラムや不定期で配信されるメルマガ、会員のみ視聴できる動画・音声コンテンツなど会員特典のコンテンツもご利用いただけます。
在日問題について知りたい考えたいと思われる方は、まずは公式サイトをご訪問ください。皆さまの積極的なご参加を心よりお待ちしております。



<今週のお勧め書籍>


麻生 太郎
とてつもない日本

麻生 太郎

自由と繁栄の弧


晋遊舎

スレッド vol.2



人気ランキングバナー

↑↑↑
このブログを支持される方はこちらをクリックしてください。