今日から1週間、参議院選挙についての短いコラムを連載してみたいと思います。
「選挙」とは多くの有権者が集まり投票を行うことで、自分たちに代わって地方自治体や国家の運営行ってくれる人物を選ぶ制度を指します。当然のことながら、この選挙に有権者が多く集まれば集まるほど民意を反映した「選挙」といえるわけです。
しかし、中には棄権することも権利だと主張して選挙に参加しない人もいます。では、その「権利」を大勢が乱用したらどうなるでしょうか? 多くの有権者が選挙に参加して自らの意思表示をしなければ、民意を反映した「選挙」は成り立たず、それは民主主義を否定することにつながりかねないのです。
幸いというと語弊があるかもしれませんが、今回の参議院選挙はこれまでにないほど大きな争点「年金問題」によって国民の選挙に対する関心は非常に大きくなっているようです。そのため、事前投票でも出足はかなり順調なようで、投票率も高まることが期待されています。
生活に直結する問題なだけに、多くの人にとってこれまでのように政治に対して傍観を決め込んでいられないという危機感が投票所に足を向けさせているのでしょう。
棄権せずに選挙に参加し、その政策主張が自分にとって一番納得できる政党や政治家に一票を投じる。当り前のことですが、その当たり前のことを可能な限り多くの有権者が共有することによって、はじめて民主主義はその存在意義をもつのだと思うのです。
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