今日、マイナンバー法が成立する予定です。
すると、もう三年後の2016年から始まってしまいます。
マイナンバーというのは一言でいえば
政府が管理している金銭情報が
同じ番号で管理されるので一つの番号さえ知れば
国民一人一人の仕事や健康状態、家族構成などが
すべてわかるようになるということです。
政治家や官僚は様々な利点を上げていますが
すべては官僚・役人にとって便利になるという話で
国民側のメリットはわずかなものです。
年金手帳や健康保険証、介護保険手帳が
一つにまとめられるからと言って
それがどれほど大きなメリットになるでしょうか。
逆に詐欺師などの犯罪者がマイナンバーを盗み見て
他人になりすますなどの被害が大きくなるばかりです。
先行するアメリカや韓国でのなりすまし被害の件数を見れば
問題の深刻さがわかるはずです。
個人情報がもれた場合、罰則をいくら重くしても取り返しがつきません。
コピーされ、広がり、回収することが出来ないわけですから。
マイナンバーは段階的に使える範囲を広げるようですから
被害が時を追って拡大しそうです。
国民一人一人の所得や財産を一円単位まで政府が知り、
税金を取り損なうことがないということで
どうしてもマイナンバーを導入したいのでしょうが、
問題が起こった時に責任を取れもしない制度を
あまり簡単に導入しないでいただきたいです。
住民基本台帳ネットもそうですけれど
動き出したら元には戻せません。
せめてどこの誰がナンバーを照会したか
国民側がすべて知ることが出来て
いつでもナンバーを自由に変更でき、
使用する範囲も国民側で限定出来るなど
自分のナンバーの管理を自分で完璧に出来るようにしていただきたいです。
マイナンバー、というくらいですから。
泥舟、住基ネットもマイナンバーも憲法も簡単に進みすぎ。