落としどころとしてはアレくらいしかないのではないでしょうか。
ダメっぷりが際立っていた父親、恵一がとりあえずですが
「ふりだしに戻る」という形で家族が形を取り戻しました。
ある意味、父親というスタートラインにさえ立っていなかった人ですから
無理やり積んでいた積み木をすべて崩してしまったことで
初めてどうするべきなのかに気づけたという感じです。
学校に入って、勉強して、受験して、進学して、就職して、結婚してと
現在は慌ただしく人生をやり過ごしてしまいがちで
立ち止まって考えることが難しいですから、
このドラマのお父さんみたいな人は意外と多いかもしれません。
個人的に一番注目していたあたりが終わり、
ドラマとしても後は三田さんの謎を残すばかりといったところです。
ここから変に波乱があるのも何なのでそろそろ終わってもいい頃だと思います。
最近は小説やマンガを原作としたものか、
ドラマオリジナル脚本でも人気シリーズの続編ばかりでした。
原作のないドラマオリジナル脚本の新作で
これだけがんばれたのですから、まだまだ日本のテレビドラマも捨てたものではないと思います。
出来れば、そのドラマにあやかることなく
日本の映画も完全オリジナルで映画らしい面白さを追求していただきたいです。
泥舟、家政婦のミタ効果で斉藤さんの歌もヒットしそう。