闘牛の牛は揺れる布に興奮して走り込んでいる。
マンガでは赤い物なら何にでも飛び込むように描かれるけど
本物の牛は世界が白黒で見えているので赤という色は
興奮するどころか見えてさえいない。
一説によると闘牛士の布が赤いのは観客を興奮させるためだ、
と言われているらしい。
カラーセラピーなど色には不思議な力があるという考えは
当然のことみたいに信じられているけど色には力なんてない。
色は物質に光が当たり、その反射が眼球を通して脳に入り
頭の中で作り上げられる人間がねつ造するものだ。
だから色に力があるというよりは、色を見ることで
脳に反応が出るということなんだろう。
例えば、黒い下着は肌や身体を弱らせて健康や美容に悪く、
赤い下着は健康や美容に良い効果があると言われている。
青い色の食器は食欲を失わせてダイエットに役立つらしい。
脳で作る色だからこそ人間の心への影響は絶大だ。
色を有効に使えば生活も華やかになるかも。
泥舟、鮮やかに彩飾。