洞林寺のイペーが、

    今日の河北新報朝刊に載りました

 

 東北の代表的地方紙『河北新報』の令和2年5月27日朝刊に、洞林寺のイペーの写真と記事が掲載されました。

 

 昨日午前中、河北新報の記者から電話があり、イペーの花のことで取材したい旨の依頼があり、午後3時ごろ取材を受けました。カメラマン同行で写真を撮っていただき、私なんかが撮るよりもアングルや光量等を考えて撮影したようです。

 

 

           朝刊の一面にも、イペーの写真が載っています。

 

 洞林寺にイペーの苗木をいただいたのは、HP『私たちの40年』(https://40anos.nikkeybrasil.com.br/jp/ )の管理人である和田好司氏(ブラジル連邦リオグランデスール州ポルトアレグロ市在住)とのご縁によるところが大です。

 但し、洞林寺のイペーの木に関しては、

  ◎種の採取者   池田久成氏(パラナ州クリチーバ市)

  ◎苗木の育成者 小出立彦氏(神奈川県鎌倉市在住)

  ◎苗木の植樹者 鈴木信弥氏(群馬県太田市在住)

のお三方に御尽力があってのことです。

https://ameblo.jp/dorinji/entry-12510259347.html

 

 

 ブラジルの池田さんは自宅前のイペーの木から採取していると以前聞きましたが。おそらく2013年に採取した種を小出さんに送って来られたのでしょう。小出さんが2013年12月に播種され、樹高50㎝の苗木になるまで約2年半かかりました。2016年6月4日、鈴木信弥さんが洞林寺境内に苗木を植えて下さってから開花まで約4年間かかりました。当寺としても1年目の冬は地面の凍結防止のために藁を敷いたり風よけをしたりしました。時々は肥料や水を撒いたりはしました。まあ、その程度です。

 上記のお三方の以外にも、イペーの普及にも尽力されて来られた方々が居られます。どこからも補助金は出てません。商売ではないので、儲けはありません。おそらく持出しばかりだと思います。日伯友好と日本人海外移住者の歴史に象徴として、イペーの普及を目指す方。海外移住を目指していたが、諸事情から断念された海外移住学生連盟OBの方々。海外移住者のご縁からイペーに惹かれた方々。いろいろな方々が試行錯誤しながら、日本の気候に適した苗木の育成に当たったり、数本から数十本の苗木を各地に植樹したり。お仲間の方々が目に見えないところでイペーの普及のために尽力をされてきました。

 

 洞林寺のイペーの花は後数日で散ってしまいますが、この花が咲くまでに多くの方々の御労苦があったことを御理解いただきたいと思います。私共は、当寺の先住吉田道彦和尚がブラジル連邦ローランジャ市を中心に十数年間布教活動に努め現地の方々と多くのご縁を頂戴したことを大事にしてきました。日本ブラジルの友好と国際交流、海外日系人とのご縁と絆、そうしたことの象徴として、イペーの花が咲いたことをうれしく思っております。

 

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