ハリーポッターエリアで使える魔法の種類が増えるかも!?ユニバーサル社が新たな特許を申請! | シャチハタのテーマパーク情報局

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どうもシャチハタです。


ディズニーランドやUSJに行ったことある人なら一度はアトラクションなどで見ることの出来る演出に驚いた経験があるかと思います。


例を挙げるならば、ディズニーシーの「タワー・オブ・テラー」にて呪いの偶像ことシリキウトゥンドゥが消える演出であったり、またディズニーランドであれば「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」の最後の一枚扉の向こうにブーの部屋が見える演出など様々です。


そしてその驚くべき演出を見た方の中にはその仕組みが気になって調べたことがあるという方も多いかもしれません。


多くの仕組みは既に原理が割れており、解説動画なども多数揃っていますが、しかし原理がわかっていたとしてもそれでも楽しめるというのが、テーマパークの演出の魅力だと思います。


さて前置きが長くなりましたが、今回はそんな演出についての新しい情報が入ってきましたので、ご紹介致します。


ということで今回はユニバーサル社がペッパーズ・ゴーストに関する新たな特許を取得したという話題について取り上げていきたいと思います!




ではまずは「ペッパーズ・ゴースト」という見慣れない単語が出てきたと思いますので、そちらの解説から行っていこうと思います。


ペッパーズ・ゴーストとはテーマパークや劇場などで主に使用される視覚トリックのことです。


どういったトリックなのかと言いますと、一言で言えば何もない空間にオブジェクトを出現させるというものになっております。


イマイチこれだと分かりづらいと思いますので、このトリックが使われている代表例となるディズニーの大人気アトラクション「ホーンテッドマンション」を例に挙げながら説明していきます。


「ホーンテッドマンション」のアトラクションのワンシーンで舞踏会のシーンがありますよね?





あのシーンにいるオバケ達って半透明だし、しかも突然消えたりと本当に幽霊のような動きや姿をしていますよね。


実はあのシーンには本物の幽霊達がキャストさんとして働いているんです叫び


っていうのは冗談で(笑)あのシーンこそまさしくペッパーズ・ゴーストのトリックが使われている場面となっております。


ペッパーズ・ゴーストとはガラスの性質を利用したトリックとなっています。


暗い部屋の中でガラス越しに外の景色を見るとガラスには自分の姿が写らずに外の景色だけが映りますよね?


しかし明かりを付けると自分の姿が映し出されるという風な性質があり、このペッパーズ・ゴーストはこれを応用した技術となっております。


ホーンテッドマンションの舞踏会のシーンでは実はゲストとゴースト達のいる部屋の間はガラス張りになっています。


そしてゴースト達はと言いますとそのガラス越しとなった部屋の中にいる訳ではなくゲストがいる上下の部屋にそれぞれ配置されており、その部屋が明るくなったらゴーストが出現して、暗くなれば消えて見えなくなってしまうということなんですね。



(あるサイトにあった画像がわかりやすかったので参照させて頂きました)※1


つまり私達が見ていたのはガラスに反射したオバケ達だったんです。


原理自体はかなり古典的で簡単そうですが、実際現地で見ても全然分からないことを考えると凄いよく出来たトリックですよね。


ちなみに他にもこのトリックが使われているアトラクションとして有名なのものに「プーさんのハニーハント」があります。


(ティガーのシーンの次にプーさんの夢の中に入るシーンがあると思いますが、あそこで使われています。)


さてでは本題に話を戻しますが、今回このペッパーズ・ゴーストに関する新しい特許をユニバーサル社が取得しました


ユニバーサル社が取得した特許は「Interactive Pepper's Ghost Effect System」(インタラクティブペッパーズゴーストエフェクトシステム)となっています。


名前だけじゃよくわからないので中身について見ていきましょう。


こちらのシステムは簡単に言えばゲストの動作に対して応答をしてくれるペッパーズ・ゴーストシステム(以下システム)なんですね。


従来のペッパーズ・ゴーストシステムですと、決まった動きをしているのオブジェクトを見るだけでそれに対してゲストが例えば手を振れば振りかえしてくれるような仕組みはなかったことかと思います。


しかし今回のユニバーサル社の申請した新しいシステムであればそんな動作もお茶の子さいさいだーい!というわけです。


このシステムではゲストの持っている端末の向きであったり、また音声を認識することが出来ます


認識した情報に基づいて複数用意されたパターンの中からそのゲストの動きに対して最も適切な演出が表示されるオブジェクトのある場所に明かりが付き、それをゲストが目の当たりに出来るというのが今回のシステムの概要となっています。


ではここからは具体的にどういったことにこの技術が使えるのかについても見ていきましょう。


この技術が今最も活かせる可能性があるのがそう魔法界、つまりハリーポッターのエリアなんですね。





ユニバーサルスタジオ内にあるハリーポッターのエリアといえば杖を使ったアクティビティがあることは有名かと思います。


例えばなんの変哲もない煙突に向かって・・・


インセンディオ(燃えよ)!


っと呪文を唱えるとなんと煙突から炎が上がります。




このようにハリーポッターエリア内の至る場所に杖を使ったアクティビティを楽しめる場所があります。


これだけでも十分凄いのですが、やっぱりハリーポッターの映画を見ていたらこんなことを一度は考えてみたことはありませんか?


ハリー達のようにカッコよく戦いたいと・・・





痛かったり怖いのは嫌だけど、でもやっぱりやってみたい!


そんな皆さんの夢ももしかしたらこのシステムがあれば叶うかもしれません。


どういうことかと言いますと、つまり立体的な魔獣や他の魔法使い達と戦えるようになるかもしれないということなんです!


原理としては簡単でゲストはガラスを通して魔獣を見ることになります


そして指定した呪文を唱えてそれを魔獣に向けて放つとその唱えた呪文通りのアクションを起こしてくれるということなんですね!


また他にも何かを出現させたり、何かを粉々に破壊するであったり、更には音声認識が可能ですので立体的なキャラクターとリアルに対話出来るようになる可能性も多いにあるのではないのかと期待されています。





また他にも利用される可能性があるのが、「スーパーニンテンドーワールド」エリアだと言われています。

本エリアに関してもパワーアップバンドと呼ばれる腕に身に付けられるウェアラブル端末がありますので、もしかしたら今あるアクティビティ以上にクオリティの高いものが遊べるようになるかもしれませんね。




マリオの世界観なら個人的にはテレサと相性が良さそうなイメージがありますので、もしかしたらリアルルイージマンションのオープンもあり得るかもしれませんね!(もしオープンするとしてもオーランドのパークのみとかになりそうだけど笑)





では最後にこのシステムはいつから実装されるのかについてですが、現状特許が申請されただけなので明確にいつ実装されるかまでは分かりません


ですが早ければ来年に「ユニバーサルスタジオハリウッド」内にてオープン予定の「スーパーニンテンドーワールド」で実装される可能性があると言われています。


また遅くても2025年には「ユニバーサル・オーランド・リゾート」にて新パーク「ユニバーサル・エピック・ユニバース」がオープン予定ですので、その中に出来る予定の「ファンタスティックビーストエリア」や「スーパーニンテンドーワールド」内にて実装されるのではないのかとも考えられています。





まあでも実装時期がいつだとしてもとりあえず楽しみですね!


まだまだ公式から具体的にどのようにこのシステムを活用していくかまでは発表されておりませんので、今後に期待していきたいところです!


ということで今回はここまで!

それでは皆さん……

Hava a nice day!


参考サイト


Universal Files Patent for Interactive Pepper' Ghost)


(ペッパーズ・ゴースト:Wikipedia)

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ペッパーズ・ゴースト


※1(ホーンテッドマンションの仕組み解説!伸びる部屋や舞踏会の亡霊が見えるトリックの正体)

https://yumekichiblog.com/haunted-mansion-trick?amp=1