前回、このタイトルで書くことがしんどいと書きました。
それは、娘の摂食障害の原因を考えるとき、
必ず「母親」というキーワードが入ってくるからです。
それも悪い意味で。
自分の育て方がいけなかったのか?
考えはじめると苦しくなります。
そのことを突きつけられる毎日に、
胸が押しつぶされそうになります。
ご飯を食べてほしいけれど、
食べられない娘を前にして、
どうにか食べられるようになってほしいと乞い願いながらも、
自分のせいでこんな状態になっているのなら、
私はどうすればいいのだろうか?
と閉塞感でいっぱいになるのです。
でもそんなことも
医療者は重々わかっているようで、
娘の主治医は、母親のこんな気持ちに対しても、
理論的に建設的な指針を
伝えてくれます。
自分を責めることを、
お母さん自身がやめてください。
お母さん自身が自分を責めていると、
お子さんも自分を責めることから抜け出せません。
母親の育て方が原因でこの病気になるという研究結果はありません。
この病気の治療にはご家族の協力が必要です。
原因を考えてもこれというものがあるわけではないので、
今の困りごとに対して何ができるかを考えていきましょう。
言葉にしてしまうと冷たく感じるかもしれませんが、ドクターと話すことで癒され、気づきを得てまた次の1週間をなんとか過ごせるのです。