拒食のときの食事③ | 摂食障害の娘とともに生きる!

摂食障害の娘とともに生きる!

中学生で拒食、
高校生で過食嘔吐になった娘とともに生きることを決意した母による
親子の成長記録・治療記録を綴っていきます。
だれかの役に立てればうれしいです。

※②の続きです。


拒食のときに娘が食べられるもの、

それは

バナナ🍌とカニカマ🦀の2つでした。

カニカマもそうでしたが、

バナナ🍌にもこだわりがありました。



バナナといえば、お店で

だいたい3〜5本で1房になって売られています。

娘は小さいものでないとダメでした。

1本が出来るだけ小さいものを選んで買います。

なるほど、

こんなに差があるのかというくらい、

よく見ると

1本のバナナには大小の差があります。


また、値段によっていろんなバナナがあることを実感しました。

スーパーの青果コーナーに数種類のバナナがあることは知っていましたが、

他のバナナまで気にかけていませんでした。



娘が病気になって食べられるものが限られるなか、

栄養価が少しでも高いほうがいいのではないか、

おいしければ少しでも多く食べてもらえるのではないかと考えて、いくつかのバナナに挑戦してみました。


娘と私が気に入った味は、

「金の房」というバナナ🍌です🌟


https://www.unifrutti.co.jp/product/banana/kinnofusa/


お値段が高いので毎回はむずかしく、

お安いバナナ🍌にももちろんお世話になりましたが、

本当においしくて、

娘のおかげで出会ったバナナ様🍌と言っても過言ではありません。

高地栽培と書かれているのを読むと、

バナナが育っている様子は身近になかったのですが、

どんな場所で

どんなふうに育っているのかなと

南国の果樹園を想像しておもしろかったです🌟

バナナってひっくり返って

上向きに実が育つんよなーって

思い浮かべるだけで

おもしろい。

だいたいその知識って

いつどこで得たのだろう?




娘の話に戻すと、

1食3本のバナナを食べることになっていたので、

小さいものだとあまりにもカロリー差があることに気がつきました。

なので途中から3本1房のバナナだけを買うようになりました。


小さいのがいいというのは

病気から来る考えで、

少しでもカロリー摂取をしたくない気持ちの表れです。

好みではなく、症状です。

そこにいいよいいよ、とは言えません。

病気の考えに流されてはいけないので、

話し合ってルールを決めました。


バナナを買うときに

こっちのバナナの方が小さいとか大きいとか

ひどく揉めてしまって買い物だけで

くたびれてしまうので、

無駄な争いを回避するために決めたルールです。


少しでも食べたくない娘🆚少しでも食べてほしい母


生き残るために

どちらも必死です。


台湾バナナのようなミニサイズの品種のバナナは

上記の理由から1度も買うことはありませんでした。


買い物かごには黄色いバナナがいつも入っていました。


バナナの黄色、

カニカマの赤、

エンシュアのピンク(いちご🍓味の缶)、

幸せの象徴のようなカラーリングですが、

胸が押しつぶされそうな重く息苦しい毎日でした。