おはこんばんはちわ。
串本の旅からはや1ヶ月。家族がついてくる旅行だと鉄要素は控えめにして旅行といえる程度には観光をしているのですが、チマチマと乗ってるだけだと埒が明かないのでそろそろ本気を出します笑
時は青春18きっぷのシーズン。ちょうど、きっぷの有効期限に合わせるように7月上旬よりJR西日本から2種類のフリーきっぷが発売されました。
ひとつは9000WESTERポイントと引き換えで自社全線（山陽新幹線・北陸新幹線 敦賀～上越妙高間）乗り放題＋普通指定席 無制限利用可 有効期間3日のタイプ
もうひとつが↑の1000WESTERポイントと14000円を支払い、全線乗り放題＋普通指定席 6回指定席 1日限りのタイプ
9000ポイントはさすがに用意できなかったので、今回は1日限りの方で妥協。1日限りなので旅行するにはちょっと使いずらい切符ですが、乗り鉄するならこれで十分です。今回はこれを使ってJR西日本管内を走行する全ての新幹線車両に乗ります。
7月25追記。
乗る列車が多く、記事の内容が膨大になって一括だと文字数オーバー（HTML基準）で投稿できなくなったのできりのいいところで区切って5分割させていただきます。
車両については『新幹線車両大全2023-2024』（イカロス出版）を参考に軽く解説していきます。
第1走者 新大阪7:32発 ひかり531号 博多行 N700A
N700Sの増備が進む中でも最大派閥を持している東海道・山陽新幹線で一番ポピュラーな車両。ラージ・スモール合わせてその数2023年時点で２１７６両。2010年に入って700系を置き換える目的で開発された車両で、見た目は先代のN700と大差がありませんが、ブレーキ性能が強化されています。また、完全新規の車両とN700からの改造で同水準の性能を実現した車両が混在しています。ご存知の方には今更説明するまでもないですが、前者はラージA、後者はスモールAの通称があり、車両側面のロゴで判別可能となっています。今回はスモールAでした。
内装面ではグリーン車座席のモケットデザインが大きく違います。
実はこのひかり５３１号は関西圏から乗車する場合は結構な乗り得列車になっています。日本旅行が『バリ得で行こうひかり・こだま』という商品を販売しており、新大阪から博多・小倉までこだま・ひかりの乗車券・特急券を１万円ちょっと（通常期）で販売しているのですが、安い分所要時間が３時間から４時間かかってしまうことがデメリットになっています。要は山陽版ぷらっとこだまというわけです。
ただ、唯一の例外がこの５３１号で所要時間は２時間３７分とかなりまともで、１５分後に追いかけてくるみずほ６０５号よりもギリギリ博多に先着が可能です。３月の価格改定で大幅に値上げされてしまいましたが、それ以前は同じ金額であればグリーン車に乗ることもできました。上乗せ金額は驚愕の＋１０００円。westerポイント１０００Pでグリーン料金を踏み倒してもさすがにここまでは安くならないので改定前は完全にバグってました。
８時４０分に列車は福山駅に到着。駅の目の前にある福山城が強烈なインパクトを放っています。このまま博多まで行きたいのはやまやまなのですが、タイトル通り全列車に乗るにはこだまに充当されている車両を早めに消化しないといけません。というわけここからが乗り放題切符の本領発揮。今回に限ってはタダで引き返すことも許されているので、福山～広島の間をシャトルランしてこだま（ひとつだけのぞみ）軍団を一気に片づけます！
その２に続く。